心臓を鍛えたい40代は必見!筋トレは心筋強化にも効果アリ

  • 2018/02/22
  • ボディメイク
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  • 加藤薩樹
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筋トレでも心臓は鍛えられる!

筋トレでも心臓は鍛えられる!
人がなぜ筋トレをするかといえば第一に筋肉を増やすため。第二に体脂肪をカットするためでしょう。

もちろん専門的なスポーツ能力を向上させるために、基礎体力増強を目的として筋トレを行う人もいますね。

ただ、実は筋トレによって鍛えられるのはいわゆる我々が「筋肉」として認識している「骨格筋」だけではないのです。

人間の体の内部にある臓器は、それら一つひとつが筋肉で出来ています。中でも一時も休むことなく収縮運動をしているのが心臓。つまり「心筋」です。

心臓は全身に血液を巡らせるための重要なポンプの役割を果たしています。この心臓が強く、健康であるかどうかはオヤジの肉体にとって極めて重要なポイントとなります。

今回は筋トレによって得られる心筋強化について解説していきましょう。筋トレは体の奥の奥、心臓にまで良い影響を与えることができるのです。

 

筋トレによる心筋強化のエビデンス

 筋トレによる心筋強化のエビデンス
心臓を健康的に強化するにはこれまでは有酸素運動を実施するのが最も効果的とされてきました。皆さんの持つ常識としても心肺機能=有酸素運動だと思います。

しかし、最新の研究結果では心臓の機能を強化するにも筋トレがとても有効だという事実が明らかとなっているのです。

40歳前後の健康な人を筋トレを実施するグループと実施しないグループに分け、実験開始時と22週間後のそれぞれの心臓の筋肉量及び、心拍出量を比較したところ、筋トレを実施したグループは筋肉量は2.8%増加。また心拍出量は4.9%も増加していました。筋トレを実施しなかったグループはそれぞれ約1%のマイナスでしたからその差は歴然としています。

心拍出量とは一回の鼓動で送り出す事のできる血液量であり、これが多い人は最大酸素摂取量も多くなります。

この最大酸素摂取量が多い人は少ない人と比較して約30%も死亡率が低下することがハーバード大学の研究で明らかとなっており、特に40代以上のオヤジ世代にとっては健康面において特に重要な部分です。

 

心臓病にも強くなる?

心臓病にも強くなる?
さて、日本人の死因といえば第一位はガンなのですが、実は第二位は心臓病なのです。死因としてその人数が多いということは、その手前でなんとか踏みとどまった人も多い事を意味しています。

筋トレは心臓病後の回復にもその効果を発揮します。心筋梗塞の予防や治療にはこれまで有酸素運動が重要とされてきましたが、最近では筋トレによる心筋増強効果が確認されたこともあり、筋トレを同時に組み合わせて治療やリハビリを行う病院が増えています。

ちなみに一般的な筋肉(骨格筋)増強や、ダイエット目的の場合は筋トレをやった後に有酸素運動を実施しますが、心臓病後の回復が目的の場合は軽い有酸素運動によって末梢血管を広げ、その後にある程度負荷の高い筋トレによって心筋を刺激するのが効率的な手順となります。

筋トレの重要性や効果はかなり専門的で高度な医療分野にも応用され始めているのです。

 

筋トレ万能説がさらに強力なものに

筋トレ万能説がさらに強力なものに
というわけで、筋トレをすることによって心臓も鍛えられるわけですから、いよいよもって有酸素運動よりも筋トレの方が万能であるという説が誰の目から視ても有力なものとなってきました。

有酸素運動の最大の欠点は「室内で実施しにくい事」と「時間が掛かる事」です。この2つとも日々ビジネスに追われるオヤジにとっては乗り越えるのが難しいハードルですが、筋トレをすればこれらの問題点はあっさりクリア出来てしまいます。

限られた時間を有効に使うならやっぱり筋トレですね。外見がカッコ良くなるだけでなく、健康にも、そして心臓にも良い筋トレ。日々の生活習慣として取り入れることが出来れば、明るい未来は半ば約束されたようなものです。皆さん、頑張りましょう!

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
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