胡散臭いダイエット商法に引っかからないためには?
- 2019/02/22
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楽して痩せるはあり得ない!
人の弱みにつけこむ胡散臭い商法というのは古今東西枚挙に暇がありません。特に現代日本のような平和な世界であれば、健康や病気に関する真贋不明な情報が数多く飛び交っているものです。
30代以降の男性の持つ大きな悩みに「メタボリックシンドローム」があります。簡単に言ってしまえば「太り過ぎ」ですね。もちろん女性にも該当することですが、太り過ぎの大きな原因は食べ過ぎと運動不足ですからこれを解消するには一定の努力や忍耐が必要となるのです。
逆に、努力や忍耐の全く必要ないダイエット法があるとしたら多くの人が知りたいと思うでしょうし、お金を支払うでしょう。これが正に「胡散臭いダイエット商法」が蔓延る原因なのです。
結論から言ってしまうと「楽して痩せる」はあり得ません。ましてや「健康的」にという前提があれば尚さらです。
今回は思わず引き寄せられてしまいそうになる、胡散臭いダイエット商法に引っかからないための基本的な考え方について解説していきましょう。
ダイエットの基本は超単純
体脂肪が増える原因は一言で表すなら「カロリーオーバー」です。一日のうちで消費するカロリー量よりも、摂取するカロリー量の方が多ければ基本的に体脂肪は分解よりも合成の方が量的に上回ります。
もちろん、カロリーを持つ栄養素「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の3つはそれぞれ体内での振る舞いが違いますからカロリーコントロールだけで全てが解決するとは言い切れません。ただ、カロリー収支がマイナスであれば体脂肪は減少するという点は大原則なのです。
このカロリー収支をマイナスにするという作業は人によってはとても大きな苦痛を伴います。もともと、食が細い人はカロリー収支がプラスにはなっていないでしょうから体脂肪も大して多くないのです。
単純だけど難しいこの問題をきちんと正しく解決できる方法なのか。ダイエット商法が本当に効果があるものなのかを見極めるにはこの点が重要です。飲むだけで体脂肪が減る、といったサプリはまず役に立たない物だと考えるべきですね。
リバウンドしないことが大切
某パーソナルジムのように、短期間で極端なダイエットを行った場合、多くの人が悩まさせるのが強烈なリバウンドです。山高ければ谷深しとはよく言ったものでこの逆もまた真なりなのです。
理想的な体型を維持しリバウンドを防ぐためには体脂肪を意識した生活が非日常であってはいけません。ダイエットを特殊なイベントだと考えているうちは極端な体重の増減を繰り返してしまうことでしょう。
ダイエット商法が適切なものであるかの判断には、ダイエット成功後にリバウンドしないメカニズムをしっかり提供してくれるかどうかという観点も重要になります。
太りにくい生活習慣はタダで作れる
体重や体脂肪を常に、完璧に維持し続けようと考えるとこれはかなり難易度が高いと言えます。我々の食生活は必ずしも毎日同じというわけではありませんし、季節によって暴飲暴食が続く事もあれば逆に食が細くなりやすい時期もあります。
つまり、あくまでも一定の範囲内で体脂肪は増減していれば良いのであって、無理に維持し続けようとするとストレスが溜まってしまい精神衛生上よろしくありません。
結局のところ、太りにくい生活習慣を作り、体脂肪が増えすぎた場合はスムーズに元のレベルまで戻すことが大切となるわけですが、これは決してたくさんのお金が掛かったり、辛い食事制限や運動が必要になるわけではありません。
まず大切なのは、ここまで解説してきた通り一定期間内におけるカロリー収支をプラマイゼロにすることです。数日間食べ過ぎたのであればその後の数週間にややカロリー収支がマイナスの食事をすれば焦らずとも体脂肪は減少していきます。
肝となるのは「数字で管理する」という点です。感覚的に食事や運動を考えてもほとんどの人は自分にとって都合の良い方へ(楽な方へ)流れてしまいカロリー収支はプラスとなってしまいます。
精神力やお金を使う前に頭を使う。これが胡散臭いダイエット商法に引っかからない最大のコツと言えるでしょう。