飲んでも太らない?「アルコールはダイエットの味方」は本当か
- 2017/10/09
- ボディメイク
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アルコールはエンプティカロリー?
お酒はいくら飲んでも太らない!たまーに耳にすることもあるこんな話し。皆さんは信じてらっしゃいますか?
アルコールには1ccあたり7kcalの熱量があるのですが、これはあくまでも「エンプティカロリー(空っぽのカロリー)であって脂肪にはならない、というのがこの説の根拠となっています。
アルコールを飲んでも太らない、が事実だとしたら大喜びする人も多そうですね。さて、実際のところはどうなんでしょう。
酒好きが気になるこの点について解説していきましょう。
アルコールを飲んでも体脂肪は増えない!はホント
ちょっと信じられないかもしれませんが、アルコールだけを飲んでも体脂肪が増加しないというのは本当です。アルコールはエネルギーとして体で使われますが、余った分は脂肪にはならず廃棄されてしまいます。
でも、こんな話を聞いても信じられぬ!という人もいるでしょうね。「だって実際に俺は太ってるぞ!」という声も聞こえてきそうです。では一体なぜなのか。酒飲みに太っちょさんが多い理由は一体何なのでしょうか。
でも現実には増える…なぜ?
アルコールには1ccあたり7kcalのエネルギーがあることは前述した通りです。確かにこのエネルギーは脂肪にはなりませんが、お酒に含まれている糖質や、お酒と一緒に食べる食事、おつまみのカロリーや糖質、脂質は体脂肪として蓄積することができる物質です。
お酒と一緒にその他の物を食べると、お酒のカロリーが先に消費され食べ物のカロリーは余ります。液体の方が胃腸の通過速度は速いですしね。すると、結局はトータルの摂取カロリーがオーバーしてしまうため体脂肪が増加してしまうのです。
「体脂肪増加要因となるkcal=総摂取kcal-アルコールのkcal」
ではなく
「体脂肪増加要因となるkcal=総摂取kcal(含アルコールのkcal)」
なんですね。やはりそうそううまい話しというのは無いものです。
減らす努力を始めよう
というわけで、確かに一定量のアルコール「だけ」で何時間も過ごすのであればほとんど体脂肪は増えることはありません。しかし、実際のところはお酒と一緒に何らかの食べ物を摂取するでしょう。そうなるとアルコール自体がエンプティカロリーであるかどうかはほとんど意味がないのですね。
ダイエットをしよう、現状の体重を維持しよう、と考えた場合毎日お酒を飲む習慣のある人がそれをいきなり完全にやめてしまうのは相当辛いと思います。辛い事に対して頑張りすぎてしまうと結局は挫折してしまいその反動で以前よりも多くのお酒を飲んでしまいかねません。これは絶対避けたいところですよね。
そこで、やんわりソフトにお酒を減らす方法を実践して頂きたいのです。
①休肝日の日数を少しずつ増やしていく
②買いだめをせず、その日に飲む量を決めてその分を日々買ってくる。
③期間限定で禁酒期間を作る。
上記3つの方法は、それぞれ人によって向き不向きがありますから、自分にとって一番楽な方法を選ぶと良いでしょう。中途半端に1日の量を減らす方が辛いという人は①を選ぶべきですし、休肝日を設けることに抵抗が無くなってきたら③も同時に取り入れることで長期的なトータルのアルコール摂取量はだいぶ減らせるはずです。
逆に毎日ちょっとでもいいから飲みたいという人は②の方法から始めるのが良いでしょう。お酒は脳へのダメージもありますし当然肝臓にも悪影響です。かつては適量であればむしろ体に良いとされていましたが最新の研究ではアルコールは飲まないならそれに越したことはないという説が有力です。
アルコールと適度な距離感を保つことが大人の嗜みと言えるのです。