中性脂肪ってアルコールの種類で違うらしい!選ぶべきお酒の種類とは?
- 2016/08/19
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アルコールは中性脂肪の増加を促すというけれど
お酒好きの人にとって、日本酒はお茶代わり、ビールはジュース代わりとさえ言えるものですね。しかし、お酒はお茶でもなければジュースや水でもありません。過ぎれば健康を害するもの。
そして、アルコールには結果として中性脂肪を増やしてしまうという困った働きまであるのです。お酒好きでビール腹になる原因のひとつが、この中性脂肪を増やしてしまう機能といえるでしょう。
お酒・アルコールを摂取すると、肝臓でアルコールの分解が行われます。お酒に弱い人は肝臓の分解能力が低い可能性があります。しかし、いくら強い肝臓を持っていたとしても、飲みすぎれば肝臓が疲弊してきます。
その結果、肝臓を悪くする酒好きがあとを絶ちません。
また、肝臓の機能が低下すると脂肪分解が阻害されるとともに、中性脂肪の合成増加を促進してしまうのです。そして、中性脂肪が貯まってしまうということになりかねません。
中性脂肪が肝臓に貯まってしまうと脂肪肝という危険な状態になります。
お酒好きな人にとって、適度な飲酒はストレス解消につながります。また、酒は百薬の長という言葉を理由にアルコールを飲み続ける人も。アルコール中毒になりさえしなければ問題ないという人までいます。
しかし、飲みすぎは中性脂肪の観点から見ても良くないことです。
ただ、そうは言っても何を飲んでも駄目なのか?そのくらい飲んだら駄目なのか?という疑問は残ります。
適度な飲酒と選ぶべきアルコールは何かが気になるところです。
中性脂肪で考える選ぶべきアルコール
・日本酒と中性脂肪
日本酒を清酒と考えた場合、一般にそのアルコール度数は15とか20となります。しかし、15でもかなりの度数です。肝臓の負担を考えれば小さい数値とは言えません。中性脂肪増加のリスクがチラつきます。
日本酒は一日あたり1合から2合までが適量と言われています。もちろん、個人差があるものですから、3合以上飲んでも大丈夫な人もいるでしょう。逆に1合でも駄目な人も存在するでしょう。
しかし、できれば少なめにおさえる方が身体のために良いのです。
・ビールと中性脂肪
ビールのアルコール度数は日本酒と比較すればかなり小さく5度程度です。つまり、単純比較すれば日本酒よりも3倍から4倍程度は肝臓にやさしいお酒ということになります。それなら、中性脂肪増加の心配がないのでしょうか。
ご存知のように、ビールの場合は量を飲むケースが少なくありません。日本酒の3倍4倍飲めばアルコール量は同程度となり、肝臓の負担が軽いとは言えず中性脂肪の心配も同じです。
その他、焼酎だと25度程度、ウイスキーなら40度以上とアルコール度数の違いがあります。
アルコールを控えて中性脂肪を減らしたいという観点からは、まずはアルコール度数の低い種類を選ぶべきです。それと同時に、飲む量もおさえることが肝心です。既に述べたように、たくさん飲めば度数の高い種類と変わらない結果になってしまうからです。
もちろん、度数に関係なく同じだけ飲んでしまうのであれば、度数の低いビールが最適となります。しかし、それでは健康的な生活は望めないかも知れません。