女性の地雷を避けるにはPMSを理解せよ
- 2016/08/23
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彼女が不機嫌な原因は生理かも?
「いつもニコニコしている彼女が今日はやたら不機嫌」「なぜか毎月1度は彼女とケンカしてしまう」
このような状態のとき、最初に疑いたいのは、彼女の生理周期による心の乱れです。でも、だからといって男性はストレートに「今日、生理?」的な発言をしてはいけません。この発言は、男性にとって単なる確認かもしれませんが、彼女を最高に苛立たせますし、そもそも生理中ではなく、生理前なのです。
ただし、彼女自身が生理周期による不調であることに気が付いていないときに限って、それを知らせてあげるようなセリフを考えるのは、彼氏やご主人のやさしさかもしれません。例えば「この前、CMでやっていたPMSって何?」程度の会話から入っていくと良いかもしれません。
PMS(月経前症候群)とは
PMSは、生理の1週間ほど前に起こる心身の不調を指しています。ただ、この不調は人によって様々で、簡単に症状を限定できるようなものではありません。
とはいえ、美意識の高い女性がPMSによってニキビができてしまえば、当然、イライラしてしまいますし、ニキビはできなくてもメンタル面に症状が出ると攻撃的になることもあります。
また、猛烈な眠気から、睡眠の邪魔をするアナタに猛烈な怒りを感じるかもしれません。とにかくPMSというのは、厄介なもので、彼氏や夫にまで被害を及ぼすものなのです。
PMSの被害を小さくする方法
女性のPMSからアナタの身を守る方法は3つあります。
まずは、彼女や妻がそろそろ生理かなと思ったら、接点を最小限にすることです。ありがちな間違いとして、機嫌を取るためにベッド上での戦いに挑む男性もいますが、女性側はPMSによって胸が張り、激しく痛みを感じていることもあるので逆効果です。
次に、食事面では、甘いものやお酒を与えるのはNGです。イライラをアルコールで吹き飛ばそうとか、スイーツの力を借りて機嫌を取ろうとか考えてはいけません。このような時期には、PMSの症状を軽くする豆腐料理やアボカドのサラダを勧めてみましょう。
最後に、生活に漢方やハーブティーを取り入れるのがお勧めです。漢方は、若干値段が張りますが、PMSが毎月のことと考えれば安いものかもしれません。幸い、時代は健康ブームの真っ只中であって、女性の間では漢方が流行しています。始めるなら今がチャンスです。
いつまでも続くPMS
男性にとっても切実な問題であるPMSは、残念ながら年齢を重ねるに連れて症状が重くなる傾向にあり、しかも生理が終わる(閉経)まで続きます。
閉経の前後5年は更年期障害が起きやすく、PMSと重なることを考えると、もっとも大変な時期といえるかもしれません。
女性も男性も、もはやPMSから逃げることは困難で、うまく付き合っていくしかないのです。
ただし、PMSの症状があまりにひどいのであれば、婦人科を受診することで薬によるコントロールも可能です。もちろん、薬には副作用もあるので、状態をよく見極め服薬するか否かを決めるとよいでしょう。男性が女性のPMSを理解することで、より良い関係を築くことができます。