サッカー日本代表のFIFAランキングが大幅アップ!ランキングの算出方法は?
- 2019/02/22
- ライフスタイル・娯楽
- 396view
- スポーツ
- サッカー
- スポーツ
- ランキング
- 日本
最新FIFAランキング!
FIFA(国際サッカー連盟)は2月7日に最新のFIFAランキングを発表し、日本は前回の50位から一気にランクアップして27位にランクインしました。これは、2019年アジアカップで準優勝をしたことが大きく影響しています。
そこで気になるのが、FIFAランキングはどんな基準でランキングされているのかです。実は、FIFAランキングの算出方法は2018年に変わったばかりとなっています。そこで今回は、新しいFIFAランキングの算出方法を中心に紹介していきます。
FIFAランキングの算出方法が一新!
FIFAランキングは、2018年6月まで「2006年方式」と呼ばれる算出方法を利用していましましたが、2018年8月の発表から「2018年方式」という新しい算出方法に一新しています。
新しい算出方法では、イロレーティングというレーティングシステムを採用しています。イロレーティングは、テニスやチェスなどで採用されており、これを新しいFIFAランキングの算出方法にも利用しているのです。
2018年方式のポイント算出方法を紹介!
FIFAランキングの2018年方式のポイント算出方法は、試合結果によってポイントが加算もしくは減算されるようになっています。ただし、ワールドカップや大陸選手権の本大会の決勝トーナメントは、加算だけしか行いません。ポイントの算出の計算式は以下の通りです。
『試合の重要度係数(X)×試合の結果係数(Y)-試合の期待結果係数(Z)』
<試合の重要度係数(X)>
試合の重要度係数は、8つに分類されています、一番低いのは、国際Aマッチ以外の親善試合で5しかありません。逆に一番高いのは、ワールドカップの本大会準々決勝以降の試合で、60となっています。簡単にランク分けしていくと、以下の通りです。
国際Aマッチ以外の親善試合<国際Aマッチ親善試合<各ネーションズリーグのグループステージ<大陸選手権予選・ワールドカップ大陸予選・ネーションズリーグの最終リーグ<大陸選手権本大会の準々決勝以前<各大陸選手権本大会の準々決勝以降<ワールドカップの準々決勝以前<ワールドカップの準々決勝以降
<試合の結果係数(Y)>
これは単純に数値化することができ、勝ち(1)・PK戦による勝ち(0.75)・引き分けもしくはPK戦による負け(0.5)・負け0です。簡単に言えば、勝てば数字は大きくなり、引き分けやPKではポイントの加算は一気に難しくなります。
<試合の期待結果係数(Z)>
これは、ややこしい係数です。以下の計算から係数を出すことができます。
Z=1 ÷(10^(A÷600)+ 1)
A=(対象国の対戦相手の試合前のポイント)-(対象国の試合前のポイント
この係数は、必ず1未満の正数となるようになっています。対戦相手のランキングが高いほど0に近くなり、逆に対戦相手のランキングが低いほど1に近い数値となります。
新しいFIFAランキングの算出方法の特徴!
新しいFIFAランキングの算出方法の特徴は、何と言ってもランキングが低い国が高い国に勝利するとポイントの加算が大きいことが挙げられます。日本が最新のFIFAランキングで一気にランクアップしたのも、ランキング上位のイランに準決勝で勝利したのが大きいです。
また、2006年方式には「大陸連盟間の強さ」という係数があったのですが、2018年方式からは廃止されています。これにより、アジアやアフリカなどのランキングが上がりにくいという状況が改善されているのです。
今後の日本代表のFIFAランキングに注目!
2018年方式に変わったFIFAランキングは、過去に比べて実力に近いランキングとなっています。それだけに、サッカー日本代表のFIFAランキングが何位なのかも注目しておくのがおすすめです。
しかも、FIFAランキングはワールドカップのアジア予選のポットにも影響してきます。強豪と同じグループにならないためにも、ある程度上位にランクインしておくことが重要でしょう。
ちなみに、最新のFIFAランキングで日本代表は27位で、イランの22位に次いでアジア2位となっています。2019年の日本代表は、コパ・アメリカ2019に招待国として参加することが決まっているので、さらなるランキングアップに期待しましょう。