プロ野球キャンプがもうじき始まるが国内と海外の環境の違いとは?
- 2019/01/20
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国内キャンプと海外キャンプの違いは?
今年も2月1日から一斉にスタートするプロ野球春季キャンプ。
ほとんどの球団は沖縄など国内の暖かい地域でキャンプを行いますが、北海道日本ハムファイターズのみ4年連続でアメリカのアリゾナ州で行うことが決定をしています。
ただこれは、従来使用していた名護市営球場が改修工事を行っているため。
改修が終わった2020年からは、再び同球場が使用される見込みです。
このように、現代では珍しい海外キャンプ。
しかし1990年代ごろまでは、数球団が近年の日本ハムと同じように海外でキャンプを行っていました。
そんな海外キャンプと国内キャンプの違いは何なのか・・・ご紹介したいと思います。
コスト
渡航費を始め、国内キャンプと海外キャンプではコストが異なります。
当然海外の方が高くつき、海外キャンプが90年代までよりも減った主な要因もココにあります。
もしバブルが崩壊をしていなければ、海外キャンプを続けていた球団もあったのかもしれませんね。
気温
日本ハムが使用しているアリゾナ州では、日中の気温は沖縄以上。
国内に限れば沖縄より暖かい地域はありませんが、海外にまで足を伸ばせばさらに気温の高い場所で体を動かすことができます。
暖かければそれだけ体は動きやすくなりますので、野球選手にとってこの点は大きなメリットと言えるでしょう。
ただ日本に戻ってきた時に海外と同じような感覚で練習をすると、思わぬ怪我をしてしまう可能性もあります。
そのため帰国をしてしばらくは、注意が必要になります。
雨
雨が降っても室内練習場があるとはいえ、やはり練習はグラウンドも使用した方が効率的。
日本ハムがキャンプを行うアリゾナ州は、乾燥性で雨が少ない砂漠気候。
そのため日本でキャンプを行うよりも、晴天に恵まれる確率は高くなります。
練習試合
国内キャンプと海外キャンプでは、練習試合の組みやすさにも違いがあります。
組みやすいのはもちろん国内キャンプで、近場でキャンプをしている国内球団と容易に練習試合を組むことができます。
一方アリゾナキャンプを行う日本ハムは、少なくとも滞在中は国内球団と練習試合を行うことができません。
また過去に複数球団が海外キャンプをしていた時代でも、その地域はバラバラで国内球団動詞での練習試合は組めない状況でした。
そのため実戦の経験は、国内キャンプの方が積みやすいと言えます。
治安
どこの地域で行うかにもよりますが、日本より治安の良い場所はそうあるものではありません。
今のところ選手が海外でキャンプ中に大きなトラブルに巻き込まれたという事例はありませんが、選手・スタッフ共に日本にいる時よりも安全に注意を払う必要があります。
ファン
日本のキャンプでは連日多くのファンが現地に見学に訪れており、その来場者数がメディアでもよく報道されています。
しかしいかに熱心なファンでも、海を越えてまでキャンプを見に行こうというファンはそう多くはありません。
そのため、海外キャンプでは日本よりも静かな環境で練習に集中をすることができます。
ただファンに囲まれていることがモチベーションになることもあるので、プラスになるかどうかは選手次第な所もあります。
これからもキャンプは国内が主流か
国内キャンプと海外キャンプには、このような違いがあります。
最近あまり行われていないからといって海外キャンプが必ずしも劣っているというこではなく、気候など海外ならではのメリットも存在しています。
しかしやはりコスト面などのデメリットが大きく、これからも海外が主流になるということはないでしょう。
今年の日本ハムのアリゾナキャンプが終われば、しばらくは海外でキャンプを行う球団は現れないのではないでしょうか。