味の素ナショナルトレーニングセンターはもっと規模を拡大すべし!

  • 2018/10/06
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東京2020へ向けた集中的な強化

このところ他のニュースに押されて聞く機会が減ったように感じるのが、体操界の暴力が暴力ではないとか、パワハラがあったかなかったかとかのアレです。

そのアレで、ちょくちょく話に出てきたのがナショナルトレーニングセンターで、現在の正式名称は「味の素ナショナルトレーニングセンター」だそうです。

いわゆるネーミングライツというだけでなく、味の素は日本代表に大きなサポートを行っています。先の平昌オリンピックでは、現地での食事の提供まで行っています。

さて、その味の素ナショナルトレーニングセンターでは、2020年の東京オリンピックを見据えた有望選手の強化が行われています。

東京2020へ向けた集中的な強化
日本では、長くスポーツ競技(だけではありませんが)の選手を国家レベルで育成するという概念がありませんでした。そういった取り組みは、全体主義国家のようであるとして忌避されていた部分もあります。

唯一、自衛隊体育学校が代表選手を送り出すスポーツに特化した国の強化機関といえなくもありませんが、国の機関には違いないものの、これも国家レベルでの育成というよりは、自衛隊という「一団体」の強化機関という方が現実に即した表現でしょう。実際、選手はみんな自衛官ですし。

しかし、世界各国で行われているスポーツのエリート教育や、お隣の韓国がやっているゴルフのプロ養成などを見るにつけ、個々に任せていたのでは、参加することにしか意義を見出せないオリンピックが常態化することは間違いない!

という中で生まれたのがナショナルトレーニングセンターです。まずは、2020年のオリンピック自国開催で大量の金メダルを獲得するべく、日夜トレーニングが行われています。

2020年のオリンピック自国開催で大量の金メダルを獲得する

 

課題も多いトレセン

さて、味の素ナショナルトレーニングセンターで強化されているのは、日本オリンピック委員会の強化指定選手、各競技を統括する団体の推薦による強化選手です。味の素ナショナルトレーニングセンターは、あくまでも選手強化のための「施設」であり、意思を持っているわけではありません。

意思の方は、スポーツ振興基本計画に基づいてトレセンを運用する日本オリンピック委員会や、管理運営する団体が持っています。中核拠点とも呼ばれている、いわゆる味の素ナショナルトレーニングセンターには、多数の競技に対応する最高の設備が導入されていますが、すべての競技に対応しているわけではありません。

冬季に行われるスキーなどの競技は、さすがに東京で一元的に行うわけにはいきませんし、ボートなどの水上競技も海や川が必要です。そのため、こういった競技については、各競技において以前より使用されている施設が、そのまま「ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点」に指定されることでクリアしているのが現状です。

悪くいえば、金を入れて看板を追加したようなものであり、本当に指定しただけの成果を得られるのかが気になるところといえます。

また、JOCエリートアカデミーとして、義務教育期の時代から選手を集めての寮生活による集中教育が行われています。ただ、対象となる競技が少なく、どうせやるならもっと大々的にやらないと、結局は「人気種目で昔より強くなったイメージができる」ということになりかねません。

課題も多いトレセン
現在では、卓球の活躍が注目されていますが、これがすべての競技に拡大すればいうことはないです。

もっとも、これは国が「集まれ」というわけではなく、各競技サイドで「アカデミーに意味があるかを検討した結果」とのこと。目的をどこに置くかによっても変わりますが、2020年を念頭に置いた場合、時間が短いため期待できないという判断もあるようです。

しかし、2020年が終ったらご苦労さん!では、あまりにも短絡的であり、その後も強化は続けなければいけません。そのためにも、味の素ナショナルトレーニングセンターは規模を拡大すべしといえるでしょう。

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