サッカーのハットトリックって語源はなんだろうか?
- 2018/08/07
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ハットトリックとは
ハットトリックとは、サッカーの試合で同じ選手が3ゴールを決めることです。
ロシアW杯のリーグ第1戦でいきなりポルトガルのC・ロナウドが達成したことで、サッカーには馴染みのなかった人にまで広く知られたのではないでしょうか。
それ以上は4ゴール決めても5ゴール決めても特に名称はありません。
しかし6ゴールを決めればダブルハットトリックと言われます。
ですが、さすがにこれはほぼ天文学的な確率でしかありません。
1試合3ゴールでも1シーズンに1度あるかないかの確率ですので、すぐにスポーツ界ではトップニュースになるレベルのものです。
さらに現代サッカーではいかに優れたFWが1人いても、守備の技術の向上によりそう簡単に点は取りづらくなっています。
ですからハットトリックを達成するには、チーム全体としての攻撃力が試されるとともに運も味方にしないと難しくなっているのです。
また、サッカーだけでなくフットサル、ラグビー、アイスホッケーさらにはダーツなどでも使われています。
でも、やはりゲームの性質上サッカーでの3点はより珍しいものとなるのではないでしょうか。
・ハットトリックなら中山雅史
1998年のJリーグで当時、ジュビロ磐田の中山雅史選手が4試合連続ハットトリックという偉業を成し遂げました。
これは2016年に破られるまで長い間、ギネス記録にもなっていました。
また日本代表選手として2000年にマカオで行われたブルネイ戦で開始から3分15分でハットトリックを達成したのは、今でも国際試合でのハットトリック最短達成記録になっています。
これらの実績によって中山雅史がサッカー界のスーパーヒーローとして扱われていたりもするのです。
クリケットが語源
サッカー発祥の地とされるイギリスで行われていたクリケットの試合での習慣がハットトリックの由来になっているとされています。
野球の元祖と言われるクリケットでは、同じ投手が3球連続で3人の打者をアウトにした時にお祝いに高価な帽子がもらえていたのです。
それほどクリケットでは連続で3人の打者がアウトになることがとても珍しかったのです。
ハットトリックを日本語に解すると「帽子をもらえるほどの奇術」と言えるでしょう。
ハットトリックという語呂の良さも相まってサッカーなど他のスポーツでも応用されていったというのが、通説になっています。
また、これとは別に3ゴールも決めた選手の活躍ぶりに大相撲で座布団が土俵に投げ込まれるように観客が帽子を投げ込んだことが由来という説もあります。
しかしながら、やはりクリケット説が具体的に信ぴょう性が高いと思われてます。
ハットトリックの応用編
言葉は進化して現在に至っているのですから、ハットトリックもサッカーなどに留まらせることもありません。
既に日常生活の中に取り込まれているかとも思われる事例も紹介しますので、参考にしてもらえば言葉の変遷の妙も楽しめるのではないでしょうか。
・夜のハットトリック
このようなハットトリックを純粋な意味で使うだけに留まらず、もっと広い場面で使う人もいたりします。
例えば、彼女と一晩で3回セックスに成功したら「今夜は久々、夜のハットトリック達成だ」などです。
言葉とは他の世界に進出するもので、ハットトリックがクリケットからサッカーを始めその他のスポーツに進出していったのと同じようにスポーツ界からセックスの世界に進出した事例でしょう。
若者ならそう珍しくもありませんが、中年になれば絶倫ぶりを自慢する言葉としても地位を固めているのかもしれません。
・昼のハットトリック
これに対象的なのが昼のハットトリックです。
仕事で1日の間に3度も成功したと思えることがあれば、実力だけでなく滅多にない運も呼び込んでいるのに違いありません。