ヴィクトリアマイル2017 千八がお好きなルージュバックは危険な人気馬
- 2017/05/09
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非根幹距離への慣れが怖い
本当は春のG1シリーズに牝馬の中距離路線もあったら幸せなのだろうが、今のところこのマイル戦しかないわけで。
どちらかといえばエリザベス女王杯寄りの実力馬まで混じって争われるからすぐ誤解される。
何をって、府中のマイルは「タフで中距離馬向きのコース」だというまことしやかな説。
とんでもない。
府中マイルはスプリンターでも走りきれる究極のスピードコースである。
でなければロードカナロアが安田記念を圧勝し、ストレイトガールがヴィクトリアマイルを連覇しますかって。
だから非根幹距離のぬるま湯スローに慣らされた馬は、このレースではまずこない。
順を追ってご説明しよう。
適性とはよくいったもので
過去を振り返ると、例えば今年で4年連続出走予定のスマートレイアー。
14年→未勝利以来のマイル戦で1番人気8着
15年→やっぱり1年間1回もマイルを走らず6番人気10着
16年→米子S、東京新聞杯、阪神牝馬Sとマイルを3勝して3番人気4着(6歳にして最先着!)
これこそ「慣れ」ってやつですかね。
今年のルージュバックに一番近い馬がヌーヴォレコルト。
15年→チューリップ賞以来のマイル戦で1番人気6着
勝ち星はオークス、ローズS(1,800)、中山記念(1,800)。
2,000では2着ばかり、結局引退間際の海外遠征でも2,200を勝利。
さらに同じ年のディアデラマドレ。
15年→前走初のマイル戦だったマイラーズCで7着も、本番2番人気にもちあげられ再び7着に沈む。
勝ち星は1,400、1,800、2,000のみ
こんな馬もいた、オールザットジャズ。
12年→2番人気16着
マイル戦は未勝利4着、500万で8着のみ。
勝ち星は1,800、2,200のみ。
対して女王ミッキークイーン。
この馬そもそも1,800を使っておらず、キャリア中必要に迫られたトライアルのローズS一戦のみ。
またそこできっちり2着に負ける念の入れよう。
2強?いえいえ、まぼろしです
さてお題のルージュバック。
勝ち星にはエプソムC、毎日王冠も含まれるが、なにしろ距離的には1,800と2,000を勝ったのみ。
昨年当レースは4番人気5着、桜花賞1番人気9着の前科もあり
(個人的には桜花賞ですでに完全なスピード不足を露呈とみる)。
よって今年はミッキークイーンの1強というのが真実であり、たとえルージュバックが2番人気になろうとも、それは「ただの2番人気」で断じて2強ではない。
ま、当日オッズを見ればファンも納得するだろうけど。
そして前回もお話ししたが「1強はヒモ荒れ」というのが定説。
スプリンターもオミットせず、忘れずにチェックしよう。