NHKマイルカップ2017 牝馬が3歳マイル女王になる条件とは

  • 2017/05/02
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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過去も牝馬の勝ち馬がちらほらと

桜花賞、皐月賞が終わってみると、戦前の予想とはだいぶ異なる勢力分布になってきた。

桜花賞、皐月賞が終わってみると、戦前の予想とはだいぶ異なる勢力分布になってきた。
3歳牝馬大豊作の象徴と思われた絶対女王ソウルスターリングが敗れ、ファンディーナが皐月賞で敗退→ダービー断念。
かと思えば、箸にも棒にもかからないはずの牡馬皐月賞。
直前切符組にアッサリ持って行かれたようでいて、まあまあのタイム決着と、評価はやや持ち直し気味。

そして迎えるこのNHKマイルCで、牡馬牝馬混合の腕試しが行われるわけである。

 

牝馬でも十分太刀打ちできるマイルC

牝馬でも十分太刀打ちできるマイルC

ここ20年で見ると、
16メジャーエンブレム
07ピンクカメオ
05ラインクラフト
97シーキングザパール
の4頭の牝馬が勝っている。

ではどんな年に牝馬が活躍するかというと、

▼桜花賞が超・高レベル
ジュエラー、シンハライト
ダイワスカーレット、ウオッカ
ラインクラフト(マイルC勝ち)、シーザリオ、デアリングハート(マイルC2着)
キョウエイマーチ、メジロドーベル

▼NZTが低レベル&大波乱
4回とも前哨戦のトライアルで10番人気以下が必ずからむ決着。
→中山開催後は本番に1頭も来ない(シーキングザパール時代は東京開催)

▼クラシックからの転戦組でも間に合う感じ
ロードクエスト(高レベル、ディーマジェスティの年)、ローレルゲレイロ(低レベル)、ペールギュント4着(高レベル、ディープインパクトの年)
しかし、その年の牡馬レベルにはあまり関係がない様子。

 

今年牝馬が激走する確率は?

これを今年の様子と比較すると、

▼桜花賞レベルはまずまずだが、歴史的な年でもない★★★★
ファンディーナ込みならギリでクリアーと言えるかも

▼NZTは12番人気のジョーストリクトリが勝った★★★★★
今年NZT組は全頭、基本消しでよい

▼クラシックは低レベル→やや評価上がる★★★
牡馬転戦組は、たとえ低レベルでも注意を払いたい。

当欄がはじき出した牝馬の一発確率は「60%」というところだ。

 

マイル女王の候補たち

マイル女王の候補たち

そこで今年出走を予定する牝馬たちのプロフィールを見るのだが、予想外にピンとくる馬がいない。
というのは、力は確かに認めても、経験してきたペースが思いのほかユルい面々ばかりなのだ。
その筆頭があのミスエルテやシーズララバイら。桜花賞馬レーヌミノルは前傾ラップ経験済みだが、肝心の東京での重賞2戦がともにスロー決着なのが気になる。

そこで出てきたら狙いたいのが、

▼カラクレナイ(父ローエングリン・栗東・松下武士厩舎)
母母レッドチリペッパーもマイルC3着馬。
デビューからほとんどのレースで前半突っ込み型ペースで、マイルCの傾向に合致。
鞍上にふたたびデムーロを迎えて勝負気配濃厚だ。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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