信越ステークス2016 確定的大波乱を読み解く4つのキーワード
- 2016/10/08
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堅く収まったためしがない過去の歴史
Stefan Holm / Shutterstock.com
2011年の秋から始まったOP特別だが、14年には開催されずに終わるなど、番組的にさして重要とも思えない裏開催の隙間レース。
ところが、厩舎関係者の戦略はたいしたもので、毎年黙ってここを狙い撃つ仕掛け人たちが暗躍。
結果、1番人気を買う方がバカらしいくらい波乱の結末となっている。
今年もなぜそこまで荒れると決めつけられるのか。
順を追って見ていこう。
1400専用馬が激走
芝の1400で行われるOP特別は、1年を通じて貴重な条件だ。
それは厩舎側もわかっていて、たとえ前走まで一見して大敗続きに「見える」馬たちでも、1400左回りに近い条件を使い「適度に負けながら」ここへ照準を定めている。
決して過去の馬柱にだまされないことだ。
昨年の勝ち馬ダノンプログラマーと、13年の勝ち馬インプレスウィナーはともに6番人気でこのレースを勝ったが、両馬とも東京1400のオーロCで勝ち星があった。
その上、ダノンは同年春の京都で安土城S(1400)を3着し、インプレスにいたっては、なんと前走で同じ新潟1400の朱鷺Sを勝った特注馬だった。
ベテランが激走
そのダノンプログラマー、インプレスウィナーらが、走っても走っても人気にならなかったのは、高齢が嫌われたこともありそう。
近年信越Sで穴をあけた馬の年齢は、
12年 牡6(6番人気1着)
13年 牡6(6番人気1着)、牡8(11番人気2着)
15年 セン9(6番人気1着)、牡6(14番人気2着)
見事に、オジサンパワー全開なのである。
反対に1番人気を裏切った馬たちは、
11年 牡3(1番人気12着)
12年 牡5(1番人気3着)
13年 牡3(1番人気6着)
15年 牡3(1番人気11着)
と、もろに若さを露呈している。
人気の若駒は、基本、消しでよい。
狙いにくいローテで激走
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
大穴馬の共通ローテは「大敗後の休み明け」。
これ一択といってよい。
そこに「前走夏の新潟戦以来」「前走ダート大敗」などの飾りがついたら、たちまち激アツ馬に昇格。
これはもう目をつむって狙うしかない。
1400戦では、1400の傾向しか語る必要はない。
前走が1600の重賞だろうが、G1以来だろうが、どんな格上馬がやってきても、ここを本気で狙って仕上げた馬たちに劣ることがあるというよい見本だ。
追い込んで激走
内回りの1400だからといって、先行断然有利とは言えない。
むしろ、1400特有の脚の使いどころを知っている差し馬の方が、ハマる確率が高い。
とくに最近は、4角でどん尻近くにいる馬の追い込みが気持ちよく決まっている。
追い込み馬が頭の連単馬券、さらに追い込み馬同士で決まる、いわゆる「ズブズブ決着」まで考えてよい。