オールカマー2016 2強集結!マリアライトが牡馬勢を再びなで切り?
- 2016/09/17
- ライフスタイル・娯楽
- 704view
- 競馬/競艇/競輪
- ギャンブル
- 競馬
- 趣味
春、明暗分かれたG1馬の秋初戦に注目
今年のオールカマーには2頭のG1馬が出走を予定している。
牡馬のゴールドアクターと、牝馬のマリアライトだ。
ただこの2頭が現在置かれている立場は、かなり異なる。
ゴールドアクターは、得意と思われたステイヤー戦、春の天皇賞で不覚をとり惨敗。あらためてこの秋に巻き返しを狙っているのに対して、マリアライトは宝塚記念で最強馬ドゥラメンテらを破り、今が心身ともにピーク。淡々と、堂々とエリザベス女王杯連覇を狙う。
過去の優勝牝馬は名馬ぞろい
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
さてそのマリアライトだが、これほどの牝馬になると、過去の成績に照らしても、ここを勝つ(あるいはゴールドアクターとの一騎打ちになる)可能性はかなり高い。
過去の成績を20年ほどさかのぼれば、
15年 ショウナンパンドラ
97年 メジロドーベル
95年 ヒシアマゾン
など、勝ち馬に名牝の名前も見える。
このうち昨年勝ったショウナンパンドラは、マリアライトの臨戦過程にたいへん近い。
ショウナンも春の宝塚記念で3着に好走し、秋はここからG1戦線に向かって、ジャパンカップを制した。
メジロドーベルは3歳時に秋華賞のトライアルとしてここを使い、のちにエリザベス女王杯を連覇。
ヒシアマゾンは3歳時に有馬記念で2着し、4歳秋はここと京都大賞典を勝ってジャパンカップで2着。
いずれも歴史的な名牝となっている。
東京を得意とする名牝はオールカマー好き?
あらためて見ると、ショウナンパンドラもヒシアマゾンもこのあとジャパンカップを好走、メジロドーベルはすでにオークス勝ちがあったことなどから、東京の2400とこのレースは相性が良い。
マリアライト自身も春の目黒記念(2500)で不利がありながら2着を確保、一応の適性を見せている。
中山にしては珍しい、カーブの緩い大回り2200Mコースが、府中と似た末脚の持続力を求められるからとも推測できる。
ファンとしてはマリアライトに、もはや決まった感のある女王杯穫りよりも、ジャパンカップへ出てほしい。
今回ゴールドアクターとどう戦うか、オールカマーのレース内容次第で、陣営も考えるのではないだろうか。
本気度はこっちが上のゴールドアクター
一方のゴールドアクターは、春に崩れた心身のリズムをしっかり取り戻せているかが焦点となる。
それまで大敗がなかった馬の休養初戦。宝塚記念をパスした方針も不穏といえば不穏。
陣営としては「とにかく一度走ってみないことにはわからない」のが本音かもしれない。
ただ、なんとかしたいという意気込みは、むしろゴールドアクター陣営の方が上であることは確か。
このあと天皇賞秋はスキップするらしいので、大幅な仕上げ残しもないだろう。
いよいよ女王との前哨戦対決が楽しみになってきた。