宝くじから「当たるんです」に方向転換すべき理由
- 2018/05/08
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「当たるんです」とは
「当たるんです」とは、宝くじの一種でその名の通り当たる確率を高くしたものとされています。
対象はオートレースで、これは地方自治体が主催している公明正大なものです。
売り上げも公共に役立つものに充てられることになっています。
セールスコピーは「4,096分の1の確率で百万長者!」、これなら確かに高確率のような気もします。
でも普通の宝くじと比べてどれだけ高確率と言えるのか、もっと立ち入ってみたいと思います。
「当たるんです」とまでネーミングしても良いものか気になるところでしょう。
4,096分の1とは
・4,096の根拠
オートレースは1レースに8人ずつの出走となります。
「当たるんです」の対象となるレースは4レースあって、それぞれのレースの1着を全て当たる時の確率が8の4乗である4096ということなのです。
4096口が売れた時点で始まる4レースの結果が対象になりますので、必ず一口は当たることになります。
そして一口しか当たらないものでもあります。
2等も3等もありませんし、当選者なしでキャリーオーバーとなることもありませんので、シンプルなシステムではあります。
・当選確率を出してみる
一口35,000円で当たれば1億円がもらえる「当たるんですギガ」、1口3,500円で1,000万円があたる「当たるんですメガ」、一口500円で当たれば143万円がもらえる「当たるんですミニ」の3種類があります。
いずれも当選確率は同じものですので、資金に応じて気軽に始められます。
仮に「当たるんですメガ」を10口35,000円分購入すると、当選確率は約410分の1となり、これで1,000万円を狙うという手法もどこか手に届きそうではありませんか。
同じ考えで「当たるんですミニ」を70口35,000円分購入したとしましょう。
すると当選確率は約60分の1まで上げられます。
ただしもらえるのは143万円ではありますが、俄かに当選の現実味を帯びてくる数字とも言えます。
極端には、4096口を約205万円で購入しても必ず143万円は当たりますので丸々損失にはならないのです。
・ミニが人気
まだ馴染みが薄いこともあるでしょうが、現実路線からしても実際に少額で購入する人が多いようです。
ギガはもとよりメガでも口数が集まらず、くじが成立するまで数カ月も待たされているようです。
これに対しミニでは最近では毎日のように成立していますので、ネットで気軽にチャレンジしてみやすくなってます。
・知識は一切無用
自分で選んで買うのではなく、機会が割り振った4096通りのランダムな数字の組み合わせを買うことになります。
ボートレースの知識など一切無関係なものですので、手軽に買えるものです。
ですから、宝くじと同様に全くの運でしかありません。
宝くじと比べてみる
・税金はかかる
宝くじと比べて高確率で当たるとはされていますが、投資効率を正しく比較しようとする時に税金の問題は無視できません。
宝くじでは税金はかからないのが、公営ギャンブルが対象のくじとなると、税金は発生してしまうのです。
正確な計算は個人のその他の所得状況によっても違ってきますが、ざっくりした目安としては次のようになります。
1億円の半分の5千万円の55%が税金となり、ざっと2700万円が差し引かれてしまうのです。
・宝くじの当選確率は2,000万分の1
一口300円の宝くじを117口約35,000円分購入すれば、当選確率は約170,000分の1まで上がります。
その代わり当たれば7億円ですので、「当たるんですギガ」の税引き後の金額の約10倍ではあります。
仮に当選金額を「当たるんですギガ」と同じくらいの約7,000万円とした場合の当選確率は約17,000分の1でしかないのです。
宝くじには1等だけではありませんが、それでもあまりにも非現実的な可能性を追いかけるくじであることがわかります。