今さら聞けない!「大安」や「仏滅」など六曜の意味や由来とは?
- 2019/02/07
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「大安」や「仏滅」の存在
冠婚葬祭などで気にするのが、「大安」や「仏滅」などの六曜です。カレンダーに記されていることが多いため、目にする機会も多いことでしょう。六曜は、「大安」「仏滅」「友引」「先勝」「先負」「赤口」の6つに分類できます。
目にする機会が多いとは言え、六曜の意味や由来を知らない方も多いのではないでしょうか。とくに、マイナーな「赤口」や「先勝」などは、どんな意味や由来なのかわかりにくいです。
とは言え、今さら六曜について聞くのも憚られます。そこで今回は、六曜の意味や由来などについて紹介していきます。
六曜の由来とは?
六曜が誕生したのは、中国とされています。しかし、あまり正確なことはわかっておらず、三国志で有名な諸葛亮が発案したという説があります。また、その後の唐の時代に確立されたとの説もあるのが現状です。
日本に伝わったのは鎌倉時代とされており、江戸時代に流行したと言われています。日本では、六曜を日にちの吉凶の指標として利用しますが、実は中国では時間を区切る際に利用されており、実は違った使われ方をしているのです。
ちなみに、六曜の名称や順番は、時代によって変化しています。現在は、基本的に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順番なのですが、旧暦の1日になると不規則になります。旧暦1月1日と7月1日になると「先勝」、2月1日と8月1日になると「友引」になるなど、旧暦1日になると強制リセットになるのです。
六曜のそれぞれの意味
<大安>
「大いに安し」の意味とされており、何をやってもOKの吉日です。そのため、結婚式などのお祝い事に好まれる日となっています。心機一転で何かスタートする際なども、「大安」は好まれます。
<仏滅>
「仏も滅するような大凶日」の意味であり、凶日と捉えられています。そのため、お祝い事を避ける傾向があります。ただし、別れには良い日とされており、新しいスタートにも適しているのが「仏滅」です。
ちなみに、「仏滅」という漢字から、仏教を連想する方が多いです。しかし、実は六曜と仏教は関係なく、この「仏滅」も「物滅」から転じたものとなっています。
<友引>
「共引き」の意味であり、勝負ごとを行なっても引き分けになる日とされています。実は、「大安」に続いて吉日とされています。また、「友引」は葬儀を避ける傾向がありますが、これは「友引」の文字から「友を引く」と連想されるためです。そのため、結婚式などお祝い事では好まれます。
<先勝>
「先んずればすなわち勝つ」の意味であり、何事も急いで行うべきとされている日です。そのため、午前中は吉日とされており、逆に午後は凶日とされています。
<先負>
「先んずればすなわち負ける」の意味であり、何事も急げば負けてしまう日であり、「先勝
と真逆の意味となります。午前中は凶日とされており、逆に午後は吉日とされています。
<赤口>
「何事をするのにも悪い日」という意味があり、凶日とされています。「赤舌神」という鬼が人々を悩ますとされています。また、「赤」=「血」「火」などを連想させることから、火の元や刃物の扱いに注意すべきともされている日です。
実は六曜を気にする必要なし!?
ここまで、六曜の由来や意味を紹介してきましたが、実はあまり六曜は気にする必要はないとのことです。なぜなら、六曜には全く根拠がありません。しかも、意外と勘違いしているのですが、六曜は仏教とは関係がありません。そのため、冠婚葬祭などでも気にする必要はないのです。
とは言え、六曜を気にするのが悪いということでもありません。験を担ぐのと同じように、六曜から物事の日程を決めるのもいいでしょう。