スポーツカー購入に悩んだら!スポーツカーの歴史を知るといい!
- 2019/05/31
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平成から令和に切り替わったのに、ふとしたはずみで令和元年と書くべきところを平成31年と書いてしまうことを悩んでいるあなた。そんなあなたは過ぎ去った平成のブームを振り返ってみれば、治ること間違いありません。さぁ~平成の31年間の車ブームを振り返る第4弾を始めましょう。
スポーツカーの隆盛と衰退そして復活その1
①スカイラインにGT-R復活
昭和から平成に元号が変わった1989年から1990年代中頃まではスポーツカーの円熟期とでもいうべき時代でした。平成元年(1989年)に登場したのが、日産・スカイラインGT-R。なんとケンメリGT-Rから16年の時を経て復活を果たしました。
レースで常勝であることが絶対条件だったスカイラインGT-Rは、その名に恥じないよう栄光のグレードGT-Rの赤バッチを封印してきたのです。しかし、ファンからの熱い要望に応えるために日産は名機S20に続くRB26DETTが誕生。直6DOHCエンジンにツインターボの強心臓は、馬力規制を受け280PS。FRでは操縦が不安定になるためATTESA E-TSの4WDシステムが採用され、さらにSuper HICAS(4WS)も搭載され4WDなのによく曲がるようになりました。
通称、第2世代 RB26エンジン系と呼ばれるスカイラインGT-Rの始まりでした。市販されるやすぐにハコ車のレース全日本ツーリングカー選手権(JTC)し連戦連勝したのは言うまでもありませんね。
続く、8代目スカイラインは居住性を向上するためにボディサイズが大きくなり運動性能が低下しました。走りを重視するユーザーからは非難され続く9代目スカイラインではボディサイズのシェイプアップが図られ人気も回復したのです。時代は、より高い安全性や排ガス規制の強化から直6エンジンの生産中止となり長く続いた直6スカイラインの歴史に2002年、とうとう幕をおろしたのです。
②GT-Rの誕生
2002年のスカイラインGT-R消滅。モデルとしてのスカイラインは継続していましたがもはやスパルタンなスポーツモデルではなくなっていました。そんな時に突如復活を果たしたのがGT-R。なんとグレード名を車名にしたのです。搭載エンジンは、直6からV6・3800ccツインターボ(VR38DETT)。最高出力は、480PS。もはや自主規制もなくなったので、ライバルは世界のスーパーカーたち。しかし、GT-Rの誕生を促したのはライバルのホンダ・NSXの存在があったことは間違いないでしょう。
GT-Rは、誕生以来モデルチェンジなしでマイナーチェンジのみで乗り切ってきました。噂では、次期モデルは開発されていないらしく現行モデルで終了するようです。まぁ、日産の会長だったゴーンが引退したこれから開発が再開されるのを祈っているのですが、、。
③ホンダ NSX
スカイラインGT-R が復活した平成元年に続き、平成2年(1990年)には日本が世界に誇るスーパーカーのホンダ・NSXが登場!スカイラインがなぜスーパーカーと呼べないのか。それは、ベースとなったスカイラインが実用車だったことからスーパーカーとは呼べないのです。まぁスーパーカーの定義は実にあいまいなので、フェラーリやカウンタックのように2人しか乗れない2シーター、ガルウイングドア、リトラクタブルヘッドライト、エンジンがミッドシップなどなどあります。NSXは見事にスーパーカーの定義に合致する車でした。初代は16年間販売されて惜しまれつつも2006年販売終了。
10年の時を経て、2016年にNSXは突如復活を果たしました。NSXは、日本のスーパーカーであると同時にホンダのフラッグシップモデルになります。また、GT-Rなどと覇権争いをしているハコ車のレース「スーパーGT」にはホンダも初代NSX時代から参戦しています。初代NSXなきあとはプロトタイプのHSVなどでお茶を濁していましたがさすがにトヨタと日産は実車ベースのレースカーなのにありもしないプロトタイプでレース参戦はどうなのか?ホンダのレース関係者から熱望されて生まれたのが2代目NSXです。
2代目NSXは、リトラクタブルヘッドライトこそ無くなりましたがエンジンは運転席後方に積むミッドシップを継承しました。ホンダが標榜するスポーツハイブリッドは前に2つ後ろに1つハイブリッドシステムです。駆動システムは、ハイブリッドを生かしたホンダ独自のSH-AWD(4WD)です。
搭載エンジンは、3500cc V型6気筒 直噴DOHCツインターボ+ハイブリッド(3モーター)でシステムの総合出力は507PS/65.9kgf・m。ライバルは、日産・GT-Rはもちろんフェラーリやポルシェも範疇に入っています。
まだまだ、続く平成のスポーツカーのこと。次回へ続きます。