過渡期アップル発表会をななめに切ると見える3つのこと

  • 2018/09/18
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  • のりき 夢丸
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もう現地時間で待機する気力はありませんが

もう現地時間で待機する気力はありませんが

今となっては翌日の昼休みに見る習慣が付いてしまったアップルの新製品発表会。

午前2時にAppleTVつないで、いっさい翻訳なしで画面にかじりついていた時代が懐かしいですが、いつも言うようにティム・クックCEOのスピーチ英語はとても聞きやすく、チーフデザイナーのジョナサン・アイヴも十分理解できる。

けどクレイグ・フェデリギはジョークと早っちゃべりが玉にきずで、フィリップ・シラーは一部どうしてもわからない箇所が出てくる。
2人ともすごくナイスガイなので、当時はそこを乗り越えるのが楽しかったのですが…今は睡魔に勝てません。

新しいiPhoneには興味がないオジサン目線で今回の発表会を見ていくと、確実にAppleの過渡期といえる姿が浮かんできます。

 

新iPhoneはまたライトニングケーブルをつなぐ

新iPhoneはまたライトニングケーブルをつなぐ

直前情報に「今度のiPhoneはUSB-C接続に変わるかも」というリーク(結局ガセ)があり、ついにAppleが専用ポート&ケーブルを手放すのか、と驚いたものでした。

でもこれはすぐ近い将来に、必ず汎用技術に取って代わられる時が迫っています。
独自規格ライトニングケーブル開発の顛末はわからないのですが、将来的に今の新しいiPhoneたちを急速充電できる方法がこのUSB-Cに限られているからだそうです。

今でもAppleはライトニングと他ケーブルを変換するいわゆる「ドングル」をたくさん用意して、接続口だけは絶対にライトニングからやらせる方法をかたくなに守っています。

口の悪い評論家たちだと「AppleはiPhoneで儲けているのではなく、これらドングルで儲けているのだ」という人もいるくらい。
事実Appleで最も売れている商品はドングル類だといいますから、隠れたドル箱なんでしょう。

しかし今Appleに対して少しずつ外堀が埋まりはじめ、ゴミの削減という観点からも「今度はUSB-Cをお使いなさい(by欧州委員会)」とたしなめられているとか。
これはきっと、その次くらいのiPhoneでは現実問題として降りかかるはずです。

 

廉価版ってどれ?iPhone7のことでしょ?

廉価版ってどれ?iPhone7のことでしょ?

今回発表された新iPhoneは3タイプ。
そのうち遅れて登場するはずのXR(テンアール)がなんだか「廉価版」という触れ込みなんですけど、これってホントに廉価版なんですかね?

ウィキ先生によれば、廉価版とはある製品を普及などの目的のために低価格化したもので、普及版とか低価格版ともいう、とのことですから、あの教育用に発表された「iPad」は紛れもない廉価版なワケです。

でもiPhoneXRはちゃうでしょ?
749ドルからの設定で普及しろったってそれはどだい無理な話で、その役割を果たすのはズバリ449ドル設定になったiPhone7ですね。

このiPhone7が果たす役目はかなり大きいです。
iPhoneは6と7の間に埋めることのできない深い溝がありました。
それは性能というより、使い勝手。とくに電子マネー周りのとっつきやすさが段違いに向上し、いよいよ男どもは財布の小銭を使うことなく1日過ごせるように。

オジサンもiPhone7ならもろ手を挙げて欲しいです。
そのSIMフリー新品が5万円からありますのでね。
中古ショップもこれを受けて大幅に値下げしてくることは確実で、中古iPhone7は手垢さえ気にならなければ、かなりよいお買い物になりそうです。

欲を言えば、日本でも整備品iPhoneがあるといいですね。

 

とうとうAppleWatchはホンモノになったかもしれない

とうとうAppleWatchはホンモノになったかもしれない

今年でシリーズ4となったAppleWatch。
発表会を聞いていて面白かったのは、どっちかといえばこのAppleWatchの方だったと思うのは、オジサンだけでしょうか。

AppleWatchがいい線いってるなと思うのは、やはり対象を人間そのものにフォーカスしてきたあたりから。

元々はiPhoneとの接続や外に持ち出せるデバイスといった売り出し方でしたが、前年あたりから「ヒューマンライフとの融合」が強く打ち出され、今となってはiPhoneより人間に親和性があるデバイスに感じます。

とくに期待&残念なのが、心電図が利用できる(日本では不可)ことと、重力の変化を読み取り異常時だと判断すれば通話が開始される機能。
人とデバイスの融合って、最初はこういうことであってほしいんですよね。

一昨年あたりから「AppleWatchが人を救った」みたいな事例が報告され、最初は眉唾ものに聞いてましたけど、アプローチとしては一番いいところに目を付けたとは思いました。

それこそ発汗や心拍から喜怒哀楽を判断したWatchから、自然とBGMなんかが流れてきたらどうですか?
メールやニュースの通知も大切だけど、より人間らしく、私たちに向かい合う姿勢さえ育ててもらえば、ホント予想以上のウケ方をするデバイスになってきたと感じます。

侮れませんよ、Watch4。
もうちょいで、iPhoneの代わりに買うかもしれないなぁ。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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