将棋人気沸騰!でも囲碁と比べてみたい
- 2017/07/10
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将棋で騒いでいるが囲碁を忘れてないか
中学生棋士の藤井聡太四段がプロデビュー以来の連勝に日本中のマスコミが騒いでいます。
その強さだけでは無く冷静で大人びた対応は世のママたちも夢中になっているかのようです。
巷では子どもに将棋をさせようと将棋セットの注文が相次ぎ在庫も無くなるほどのようです。
しかしながら将棋と並んで比較され続けてきた囲碁はどうなんでしょうか。
この機会にあらためて囲碁と将棋の違いをはっきりさせておきたいものです。
将棋には将棋の囲碁には囲碁の良さがきっとあるはずです。
それを上手く説明できるとまた将棋を見る目も変わって来るのでしょう。
囲碁と将棋の思い付き比較
・競技人口では囲碁
単純に競技人口で比較すると圧倒的に囲碁が多いです。
それは将棋は日本独特のものですので、仕方ありませんが日本人だけで約700万人とされています。
海外で日本の将棋をしている人は少ないものです。
チェスだけでも3億人と言われていますので、海外で介入する余地も小さいのです。
一方、囲碁は世界中で行われていることもあって約5,000万人とされています。
・手の付けやすさでは将棋
子どもにさせるならまずは将棋が取っつきやすいでしょう。
駒の動きこそ種類が多いですが、目的は相手の王駒を取ってしまうと言う戦いを盤上にしたシンプルなところがわかりやすいのです。
ある程度まではすぐに上達しやすくはまりやすいとも言えます。
それに引き替え囲碁は子どもには何とも理解しづらい勝敗の決め方なのです。
相手の石を囲って行く事によって陣地を広げた方が勝ちと言うのはどこをどうすれば良いものか、俄かに見当も掴めないのです。
従って親が子どもにさせようとして快く引き受けてくれると言うメリットは将棋にあるのです。
・囲碁は貴族、将棋は庶民
囲碁をやっている風景をイメージすると僧侶や学者などが静かに対峙している姿を思い浮かべられるかもしれません。
それに対し将棋は縁台の上で庶民が愚痴をこぼしながらバチバチと駒を打ち合っている姿になってしまいがちです。
これはなんとなく囲碁の奥行きの深さから連想されるもので実際はそう分けられるものでもありません。
囲碁の盤面が広くてゆったりしていて石も2種類とシンプルなのも高尚なイメージが湧くのでしょうか。
将棋は狭くてルールがややこしくもあり、駒を動かす度に大きな音もして騒々しくなるのでしょうか。
どっちもどっち
囲碁も将棋も盤ゲーム共通のメリットととして次のような点があります。
・盤面の状況からも次の一手を思い浮かべるため右脳のトレーニングになる
・論理的に次の一手を予想して先読みを繰り返すため左脳のトレーニングになる
・最後の勘とセンスによる決定力を向上させる
プレースタイルにこそ違いがありますが、どちらが良いとまでは言えません。
強いて言えばより感覚的で右脳中心になるのが囲碁、論理的思考で左脳中心になるのが将棋であるような気もします。
どちらが好みかはやってみてピンと来た方なのです。