近年の「家を持つなら平屋」というトレンドについて
- 2017/02/06
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平屋がどうも流行っているようです
新興住宅地に居住していると、日々新しい家が建っていったりして、近年の傾向が自然とつかめたりするもの。
思うに、トレンドは平屋と太陽光発電、そういえばセキスイハイムなら「楽の家」、住友林業なら「グランドライフ」、ミサワホームなら「グランリンク・HIRAYA」といった具合に、各住宅メーカーも平屋のブランドを立ち上げ販売に躍起になっている様子。
なぜ、平屋なのか?そんな住宅業界のトレンドを考えてみます。
なんといってもコスパが高い
まずは、2階建ての住宅と比較して建築費が安く付くという点が挙げられます。
同じ建坪ならば大体2/3程度の価格で家が建つというのは魅力的、ということはローンの返済期間も同程度に圧縮できるということ。
まあ、明日大幅に収入が減るなどという事態が起こっても不思議ではない時代、いくら金利が低いといっても、返済の時期が早く終わるに越したことはありません。
すごしやすいのも平屋のポイント
平屋だから床面積や部屋数は限られてきますが、その分家族間の距離が縮まるというメリットも考えられます。
狭いということは掃除にかかる時間や洗濯時の移動距離も節約することができる、つまりローコストで日常を過ごすことができるというメリットがあります。
加えて、バリアフリーが注目されている現代、住居内の最大のバリアである階段がないというのが非常に大きいのです。
例えば狭小地によくある3階建てで2階リビングという住宅、リフォームを扱ったテレビ番組でも取り上げられるような間取りなのですが、将来的に足腰が弱った場合を想像すると、非常にアクロバティックな物であることが想像できるはず。
家の中には障害物を設けない、これを考えると平屋がベストなのです。
いずれ家族は減ることを見越して
いずれ、子どもたちは独立し家を出て行きます。
本当ならば、ライフスタイルに合わせた住居を選ぶという考えで賃貸というのがベストと考えるのですが、どうしても一軒家が欲しいと考えるならば、あらかじめ家族が減ることを考えた間取りで建てておけば良いのです。
狭い、部屋数が少ないというデメリットは将来的に大きなメリットとなるでしょう。
メンテナンスの費用も安く済む
ローンの最中にもかかわらず、外壁だなんだとメンテナンスが必要になってくるのが一戸建てのデメリット。
それをしょうがないと考えるならば、その費用をできるだけ抑えるのが正しいといえます。
二階建ての住居の場合、外壁のメンテナンスの費用に加え、作業用の足場が必要、その費用は概算で10万円程度。
これがかからないというだけでも、平屋のメリットということができるはずです。
長く住み続けるしかないのだから
しかし、手狭な平屋にはどうしても抵抗がある、そんな場合は間取りに一工夫を加えます。
それはデッドスペース、人が居住しない場所をなくすということ。
具体的には、壁や廊下を可能な限り省略します、理想はワンフロア。
それでは、プライバシーが……というならば、ついたてや可動式の家具を用いて仕切るようにするのです。
壁や廊下をなくすというのは、階段と同じく屋内の障害物をなくすということにもつながりますし、空間の移動をさえぎる物がないということ。
家事の手間も減る、老後も過ごしやすい家になるということです。
賃貸ではないのですから、飽きたら立て替えるとかそんな風にはできないのが持ち家です。
ならば、将来を可能な限り見通して建てる、コストも可能な限り抑えることが肝心。
ならば、平屋というのがベストの選択となるのです。