【HR/HM】ナイトレンジャーについて語ろうぜ!【最強のツインリード】
- 2018/06/29
- ライフスタイル・娯楽
- 496view
- 芸能/音楽
- ギター
- バンド
- バンドマン
- 芸能
- 趣味
- 音楽
え、ナイトレンジャー?戦隊モノか何か?←違います!
アメリカ西海岸を代表とするHR/HM系バンドといえば、Van Halen(ヴァン・ヘイレン)が有名ですが、外せないバンドの1つに「Night Ranger(ナイトレンジャー)」があります。
HR/HM系をかじったことがあるオヤジならナイトレンジャーは当然ご存じかと思いますが、なかには「戦隊ヒーローの記事と思って開いたのに!チッ、騙された!」とお怒りのオヤジもいるかもしれませんね。
たしかに、ナイトレンジャーは戦隊ヒーローではありません。
しかし、ヒーローはヒーローでも“ギターヒーロー”を2名輩出した功績があります。
Brad Gillis(ブラッド・ギルス)
まずは、ブラッド・ギルス。
彼がギターに目覚めたのは8歳のころといいます。
ジミヘンの愛称でお馴染みのジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンやジミー・ペイジと並んで3大ロックギタリストと称されているジェフ・ベックらをコピーし、テクニックを磨いてきたのだとか。
転機が訪れたのは19歳のころ。
ジェリー・マルティーニと、後にナイトレンジャーのベースボーカルとなるジャック・ブレイズの勧誘を受けて、ファンクロックバンド「ルビコン」に加入することになります。
ルビコンでは、ロック色が強くなるにつれてブラッドのギターパートが増えていきますが、このころはまだ後のナイトレンジャーでブラッドの代名詞となる「アーミングプレイ」はしていなかったようです。
残念ながらルビコンとしての活動は長く続かず、エアロスミスらとカルフォルニア・ジャム2に出演するなどして実績を築き上げてきたものの、1979年には解散。
その後は、さらにロック色を強くした「ステレオ」を結成。
「ナイトレンジャー」に改名した後には、ツアーをスタートしました。
そして、1981年ごろに更なる転機が訪れます。
世界的ロックスターである、オジー・オズボーン・バンドのギタリストとして大抜擢されたのです。
これで一時的にナイトレンジャーを離脱しますが、ナイトレンジャーがレコード契約を結ぶのを機にナイトレンジャー復帰を果たしました。
ブラッドのナイトレンジャーにかける思いの強さが現れているエピソードです。
ギタリストとしては「アーミングの鬼」「フロイドローズの申し子」と称され、今もなお多くのファンを魅了しています。
Jeff Watson(ジェフ・ワトソン)
そして、ジェフ・ワトソン。
5歳のころからギターをはじめ、高校生のころにはディープ・パープルやジョニー・ウィンターをよく聴いていたといいます。
その後は大学を中退してしまいますが、楽器屋で働きながらライブ活動をスタートし、ブラッド・ギルスらがいる「ステレオ」に合流。
ナイトレンジャーで才能を開花させることになります。
ブラッドはアーミングプレイ、ジェフはタッピング奏法が得意とあり、そんな個性の違いもナイトレンジャーの武器でした。
ジェフは右手の指を複数使って行うタッピング奏法「エイト・フィンガー」を世に広め、今や世界中で用いられているほどのメジャーな奏法となっています。
爽快感がたまらない!
アメリカでは意外にも「バラードバンド」として認識されていたナイトレンジャー。
大ヒット曲の「SISTER CHRISTIAN」と「SENTIMENTAL STREET」がバラードナンバーだったことが、ジレンマを生み出します。
バラードバンドと思われていることに「とんでもない誤解だ」とジャックが語っているように、4thアルバムから売上が低迷。
それからも紆余曲折ありましたが、2018年現在もバンドは健在です。
35周年を迎えた2017年には来日公演もありました。
爽快でノリノリのナンバーもあれば、メロディアスな“聴かせる”系の楽曲も豊富。
2007年にジェフが脱退したことで「最強のツインリード」が聴けなくなってしましたが、今もナイトレンジャーがHR/HM界を牽引していることには変わりないでしょう。
今後の活躍にも期待したいと思います!