連絡がないときが怖い遠方に住む両親の様子
- 2017/02/23
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実家に帰るタイミング
最近実家に帰省していますか? 久しぶりに戻ったら、なにやら親の言動がおかしいと気が付き、慌てて受診させたというような話もよく聞きます。実家に寄る機会としては、年末年始やゴールデンウイーク、夏季休暇とありますが、戻りたくても戻れない、戻ろうとも思わない、という人も多いですよね。今の時代は男性も女性もかなり長生きをしますから、連絡しないままズルズルと過ごしてしまって、あっという間に5年10年と経ってしまうかもしれません。
しばらく連絡を取っていなかった結果、親の病気や認知症が進行していて、それ以降、週末がくるたびに実家に戻って、病院や施設の手続きや家の手入れと仕事以上に大変な想いをしたという経験を持つ方も少なくはないので、まだ何も連絡が来ていないうちに、様子を見に行くのも良いかもしれません。
今の時代は地方にいても都会にいても近所との繋がりはかなり少なくなっています。とくに地方では年配の方が多くなり、「親に何かあれば近所や役所から連絡が入るだろう」と思っていても簡単にはいきません。慣れ親しんできた隣近所の人もそのまま暮らしているかも分からないし、良好な関係を保てているかどうかもわからないからです。
実家に戻る前に準備すること
遠方に暮らす両親を見守るためのアイテムはたくさんありますがいずれにしても一度は実家に戻る必要があります。2017年は連休が少ないので、次の連休にと考えてしまうと、なかなか戻ることができませんが、逆に滅多に使わない有給を消化するは良い理由になるかと思います。
もし最後に実家に訪れた日から2年以上の期間が空いていれば、色々な状況が変わっているかもしれません。時間を無駄にしないため、役所の福祉課や総合病院、介護施設等の連絡先をホームページで調べプリントアウトしておきましょう。もし介護施設の選び方で迷ったら認知症看護分野や訪問看護分野の認定看護師が所属する施設を選ぶのがお勧めです。
また、さまざまな企業が展開している安否確認サービスの利用を検討しておくと良いでしょう。例えば、ポットやテレビ、ドアセンサーを利用したサービスなどが展開されています。迷子になりやすい方、徘徊のおそれがある方には、小型端末機を持たせるという方法もあります。
自治体に相談する家や土地の問題
実家に戻った結果、このまま家に住み続けることが困難ということであれば、一緒に暮らすか施設に預けることになるかと思います。そして、自宅に戻れるような状態でなければ、家や土地の処分も考えなくてはいけません。誰も住んでいない家をそのまま放置すると火事や震災の際に心配です。とはいえ、処分するにもお金がかかるかと思いますので、このようなときには、空き家バンクの登録を行っているような自治体であれば、登録について調べてみることをお勧めします。また、農地を所有しているときには、貸し出す方法を探ると良いでしょう。今は田舎暮らしや移住を希望している人が増えているので、農地を借りたいという人もいるかもしれません。