日本カーオブザイヤー辞退車 フォレスターの魅力

  • 2018/12/29
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2018年もとうとう年末になってしまいました。この記事を書いているのが年末なのでWEBでご覧の読者は新年のハッピーニューイヤー2019なんでしょうね。

確か、2017年も日本カーオブザイヤーの記事でボルボ・XC60とXC40の記事を書いた記憶があります。日本カーオブザイヤーの記事なので通常は受賞車のXC40の記事にするのでしょうがそれでは当たり前すぎて面白くありません。

ここは、国産車が日本カーオブザイヤーを逃してしまったA級戦犯フォレスーの魅力を紹介しましょう。

 

真の実力派 スバル・フォレスター

真の実力派 スバル・フォレスター
90年代末、大ヒットしたインプレッサのシャーシを流用して何か新しいカテゴリーの車が作れないものかスバルが苦悩した末に生み出されたのが、1997年に登場したフォレスターです。

フォレスターは、現在につながるスバルのSUV路線の立役者。インプレッサのシャーシ流用のため車高を上げているものの当時のクロカン四駆(例えば、ランクルやパジェロ)のような武骨な力強さは有りませんでした。しかし、インプレッサベースなので高速道路や郊外のワインディングロードのドライビングは車高が高いクロカン四駆にはない走行安定性があったのです。

フォレスターも高速性能を実証するためにレガシーと同じく世界速度記録に挑戦し見事平均速度180.82km/hを達成!世界速度記録233.341km/hも達成して世界最速SUVの称号を引っ提げて華々しくデビューしたのです。

初代それに続く2代目までは、車高も低くSUVとしては見劣りする部分もありましたが、名器EJ20はレガシーやインプレッサに積まれWRCで活躍している高性能エンジンです。走りのStiバージョンなど大ヒットさせました。

続く3代目でサイズアップされ車高も少し高くなり先代の4代目も同じく車高がアップされていつの間にか日産・Xトレイルと同じくらいに成長を果たしました。

X-トレイルは、日産のハードクロカン四駆を受け継いでいるように思われますが実はフォレスターと同じモノコックフレームなのでオフロードなどであまりに過激な走行は出来ません。X-トレイルのCMでは過激な走行シーンが、多数ありますが、取扱説明書に小さく過激な走行を控えるように但し書きがあります。さらにSUVとして熟成されたフォレスター。悪路走破は、X-トレイルを上回るものがあるかもしれません。

スバルの4WDは、東北電力の要請によって開発されたもの。電力供給のために鉄塔や送電線管理のために山奥にわけ入るのに便利で快適な業務用ライトバンに4WD機能を追加したものです。なんちゃって4WDでは仕事にならないのは明白なこと。まさにスバルの4WD技術は現場で鍛え上げた賜物ではないでしょうか。

全グレードが4WDで、コンソールのダイヤルを切り替えるだけで路面にあわせてくれた走りが出来る優れものです。7速CVTでありながらマニュアル操作のハードクロカン四駆にも、いいえそれ以上の走破力を発揮するのがスバルの4WDテクノロジーX-モードでしょう。

ボディデザインは、キープコンセプトながら2018年グットデザイン賞を受賞しました。

一新されたパワートレインは、ターボモデルはなくなりNAと新たにハイブリッド「e-BOXER」の2本立てに。ハイブリッドシステムは、XVハイブリット同じシステムですがシステム切り替えがよりスムーズになりました。
2500cc水平対向4気筒(FB25)は、184PS/24.4kgf・mと圧倒的な加速力を感じることが出来ます。2000ccのハイブリッドは、FB20が145PSにモーターが10kW(13.6PS)のアシストで低速走行時と加速時にはモーターアシストでトルクが太くなったことが感じられるでしょう。気になる燃費は、2500ccが14.4km/L(JC08モード)で、2000ccが18.6km/L(JC08モード)になります。

価格は、280万8000円~309万9600円です。グレードは、ツーリング・プレミアム・X-ブレイク・アドバンスの4つ。全グレードにスバルが誇る先進的安全機能「アイサイトver3」が標準装備されています。お買い得モデルはフォレスター初のハイブリッドeーBOXER搭載のアドバンスでしょうか。

この記事の作者

Rc.オガ
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オギャと生まれたときからミニカーを握りしめていたくらいの車好き。旧車から新車、軽自動車からVIPカーそしてダンプカーやバスまでと守備範囲はとても広いです。WRCやF-1・インディ―カ―そしてエア・レースとレース観戦が大好き。長年に渡って培ってきた、車のウンチクを後世に伝承させるためWEBライターとして、車の楽しさを日夜伝道しています。
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