自動車の点検を怠るとこんな事態に!主なトラブル3つを紹介
- 2018/09/11
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点検は自分でやってしまえばいい
皆さん、自動車の点検やっていますか?
自動車の点検とは「日常点検」と「定期点検整備」のこと。どちらも法律で義務付けらていますから、ぜひおこなうべきでしょう。
「でも、1回1万円とか、結構お金かかるし」
いえいえ、点検は必ずしもディーラーや整備工場でおこなう必要はありません。
自分でやってしまえばいいのです。
チェックの方法については国土交通省のHPにくわしく書かれていますし、すぐにできてしまうもの。さすがにドラムブレーキの中まで調べるのは難しいですが、一部のメニュー以外は、特別な資格などなくてもできてしまうのが、自動車の点検なのです。
点検を怠ると起こるかもしれない、3つのトラブル
中でも重点的にチェックすべきは、エンジンオイルの状態やクーラント(冷却液)、ブレーキフルードの量。
エンジンオイルの役割とは、金属パーツが複雑に組み合わさったエンジンをスムーズに稼働させること。量が不足していると異音や不調の原因となり、エンジンの寿命に大きな影響を与えます。
オイル不足の原因は長期間オイル交換をしていないか、どこかで漏れているのかもしれません。
クーラントとはエンジンを冷却する役割を持つ液のこと。量が不足しているということは、ラジエターに異常があるのかもしれません。
そのまま放置しておくとエンジンがオーバーヒートを起こすかも。アラートランプが点灯してからでは遅いのです。
ブレーキフルードとはブレーキを動作させるのに必要なもの。漏れやブレーキパットの摩耗が原因でフルードが減少します。そんな状態ではブレーキが充分に利かないはず。安全運転など望むべくもないのです。
これらの異常が起こるというのは、かなり深刻な状態です。すみやかにディーラーや整備工場に相談しましょう。
10万kmを越えたような車こそ点検が必要
ただねえ……これらの点検で異常が見つかることは、購入して間もない車ではまずありません。本当に点検が必要になるのは、走行距離が10万kmを突破したころから。車の様々な個所に、経年による劣化が目立ち始めるころからです。
にも関わらず新車を購入したときに、ディーラーがすすめるのが「メンテナンスパック」と呼ばれるもの。新車時から最初の車検までの間の数回の点検や、コーティングのメンテナンスをパックにして6万円ぐらいで売りつけるらしいですが、正直それほど必要性を感じないのです。
加えて、日本の車は必ず2年に1度は点検・修理を受けるシステムになっています。つまり「車検」というシステムがある……やっぱり自分でおこなう、日常点検だけで充分ではないでしょうか?
しかし、忘れてはいけないのがエンジンオイルの交換。
よほど走行距離が少ない人でも、やはり1年に1度はオイルのメンテナンスはおこないたいもの。車検の時に交換したからでは、やっぱり不十分。
一旦、乗り始めた数10万kmは走らせることで知られるタクシー運転手さんに聞いても、エンジンオイルのメンテナンスは大切と口をそろえていうのです。
そして、点検は万能ではありません
「車のリモコンキーが反応しない!!」
先日、私、アントニオ犬助の妻がプリプリしていました。
もちろん原因は電池切れでしょうから、交換したら済むこと。腹を立てる必要はないのではないか? と思ったのですが、どうやらご立腹の原因はそれではなさそう。
「この前、定期点検やったばっかりなのに」
ディーラーで「法定12ヶ月点検」を受けたにもかかわらず、リモコンキーの電池が切れるとは何とだというのです。
点検だからといって、切れてもいない電池を交換してくれるはずもないでしょう?
壊れていない箇所を点検で発見することはできませんし、修理できるはずもない。
なぜ、妻はこんなこともわからないのだ? そして、なぜディーラーのメンテナンスパックなどに加入しているのだ? 犬助は2つの点で、クラクラしてしまったのでした。