高速道路で目的地の出口を通過してしまったら?対処法を伝授
- 2018/08/28
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社会問題化する高齢者ドライバーによる事故
コンビニに突っ込んだり、歩行者をはねてしまったり。
高齢者によって引き起こされる交通事故、しょっちゅう報道されていますね。
統計によると死亡事故の内、75歳以上のドライバーが引き起こしたものは、全体の13%を超えて、年々増加中とか。
これを受けて行政は、75歳以上のドライバーが免許を更新する際に認知機能検査を義務付けたり、高齢者ドライバーに免許の返納をうながしたりといった働きかけをしているものの、その効果についてはまだ充分とはいえません。
ならば、私たちでできることは何かないかと考えてみても、高齢者となった自身の親に運転をひかえるよう伝えたり、かわりに運転手役を買って出るぐらい。
後は自身が、そんな運転をする高齢者にならないように努めることでしょうか。
高速道路で「ぼーっ」、よくありませんか?
……なんて思っているのに、私、アントニオ犬助はちょくちょくやらかすんですよね。
単調な高速道路をぼーっと運転していて、目的の出口を通過してしまいそうになるということを。いつも、あっ!!と気がついてあわてて車線変更、いつも事なきを得ているのですが、この度合いが過ぎると、あっ!!と気がついたら、すでに出口を通過していた。何てことが起こるのでしょう。
そして、もっとぼーっとする……つまり高齢者になってしまうと、高速道路の出口を通過した後にやらかしてしまうのが逆走。
平成23~27年9月までに起きた高速道路での逆走は、実に916件。そのうちの約70%が65歳以上の高齢者によって引き起こされているというのです。
逆走、最悪のケースで引き起こされるのは正面衝突。それも高速道路ですから、多重事故に発展しがち。想像するだけで、ぞっとするのです。
「特別転回」など、意外と融通が利く高速道路
「出口を通り過ぎてしまったなら、次の出口で降りればいいんじゃないの?」
ところが逆走してしまう理由は、降りるべき出口まで戻ろうと考えるから。そこには早く目的地に着きたいという心理と、次の出口までの高速料金が惜しいという心理が働いていると考えられます。
しかし次の出口の料金所で申し出ることで、高速道路を使って本来の出口まで戻ることができる制度があることはご存知でしょうか?
これは「特別転回」と呼ばれるもの。
ETCを積んでいても、いなくても「一般」レーンの料金所にいる係員さんに、出口を通過してしまった旨を説明するだけ。それで、当初降りる予定だった出口まで引き返すことができますし、追加の料金も払う必要がなくなるのです。
また、通行券をなくしてしまったというケースでも意外と融通がきくのも高速道路。
料金所で、どこのICから乗ったかを申告すれば、残されているIC通過データで照会。一致すれば正規料金で通過することができてしまう。まあETCが一般的になった今では、そんなアクシデントも過去のものとなりつつありますが、このことも過去に犬助が実践済みです。
笑い話になるなら、まだいいのですが
ある老夫婦の携帯電話での会話。
「あなたが乗っている高速道路、今、車が1台逆走しているってラジオが言ってるわ」
「ああ、知っている。でも逆走してる車は1台だけじゃない、何100台って車が逆走しているんだ!!」
これは高速道路での逆走をネタにした、アメリカンジョークなのです。また故・横山やすしさんは、高速道路の出口を通過してしまった運転手に、出口までバックで戻るよう強要したとか。
でも高速道路で本当に逆走とかバックしてしまったなら、大事故に直結。笑い話どころではないのです。そんな場合に、覚えておくべきが「特別転回」という制度なのですが、それ以前に運転中にぼーっとしてしまわないことが一番の注意しなければいけないこと。
ぼーっとしてしまうことは、何も高齢者に限ったことではないのです。その証拠に、ほら、犬助が……って、大いに反省しなければいけないのです。
出口を通過しそうになり、あわてて車線変更するという行為も充分、危険運転の範疇なのですから。