F1グランプリがEVで行われる時代は到来するのか?
- 2018/08/29
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スーパー速い電気自動車
このところあまりパッとしない感のあるEV電気自動車。これといったニュースも入ってきません。ところが、ここへきてトンデモナイ? ニュースが飛び込んできました。なんと、大阪にある人材派遣会社が電気自動車の業界に参入してきたのです。
その名は「株式会社アスパーク」で、公式サイトによると、2014年設立の若い会社です。2005年の創業からみても、まだ成長途上の企業だといえるでしょう。このアスパーク、人材派遣だけでなく、機械・電気・電子の構想開発設計やWebアプリ開発などいろいろな事業を掲げています。電気自動車開発もそのひとつです。
しかも、電気自動車事業には専用サイトまで設けています。
人材派遣会社が電気自動車の開発を行っているというのは、たしかにユニークな話ではあります。しかし、それだけでは驚くほどのことではないともいえるでしょう。
肝心なのは、開発している電気自動車の正体なのです。ナント!世界最速の電気自動車だったりします。
なにが世界最速かといえば、動き出してから時速100キロに到達するまでの時間が、たったの1.89秒なのです。普通のオヤジには、この数字がどう凄いのかいまひとつ理解できないかもしれません。
実感はわかなくても、F1マシンの加速より速いと聞けば、へ~と思いますよね。もっとも、この電気自動車(owlと書いてアウルと呼ぶそうです)は、普通の自動車として走るのが前提らしく、一般公道でこの加速力はもったいない気もします。とはいえ、オヤジ心をくすぐる部分は多く、乗ってみたいと思う人も少なくないでしょう。ただし、急加速みたいな感じで、制限速度を一気に超えるリスクを考えてしまいます。なにしろ、1.89秒で時速100キロですから。
電気自動車のレースってどうなの?
F1マシンより速い加速ということであれば、その先にはF1マシンより速い最高時速なんて電気自動車も夢ではないかもしれません。そうなれば、地球に優しいエコなF1ということで、電気自動車で戦うF1グランプリが登場するかも。
インディー500なんかも電気自動車でやったらどうでしょうか?
しかし、F1を初めとするモータースポーツといえば、単にコース上を走るだけでなく、ピット作業がレースの大きな位置を占めていることを忘れてはいけません。
燃料を補給するタイミングを見定めてピットインすることが、最終結果を大きく左右する要素にもなっているのです。そのガソリン燃料が電気自動車になったら不要となります。タイヤ交換でピット入りすることはあっても、燃料補給で入ることはなくなるわけです。
そこは電気自動車ですから、燃料補給ではなく、電池充電にピットイン!
いや、それってのんびりし過ぎますよね?
そうすると、電池充電ではなく電池交換にピットインという形になるのかもしれません。馬鹿話のように思えますが、時代の流れを考えれば、F1グランプリが電気自動車で行われる未来がないとはいえないでしょう。
レースクイーンが廃止に追い込まれる時代ですし。何があっても驚けません。
なお、このowlアウルですが、見た目は往年のマンガ「マッハGoGoGo」のレーシングカー「マッハ号」を思い出す部分もありますが、バットマンカー的な雰囲気がないわけでもなく…。つまり、ノスタルジーを感じる昭和的なレーシングカーのフォルムを持っているといえるかもしれません。※個人の感想です。
日産やトヨタといった自動車メーカーが電気自動車を作るのは当然として、まったく関係なさそうな業種の企業が参入するものよいことだといえるでしょう。既存のメーカーなら、owlアウルのような発想ができたかどうかはわかりませんからね。
スーパー加速電気自動車のowlアウルが、この先どのように進化を見せてくれるか? 注目しておきたいところです。