消防車や救急車は個人で所有できる?できない?
- 2018/08/18
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消防車や救急車が欲しい人もいる
子供が地域のイベントなどでパトカーや白バイ、消防車や救急車に乗って喜んでいる姿はよく見かけます。
その感覚が大人になっても延長されている人もいるものです。
しかし、さすがにいい歳してイベントに繰り出して乗って喜ぶ姿は人には見せづらいでしょう。
内心、そこは我慢をしながら子供が喜んでいるのを横目で眺めていたりしかできていないのです。
そこでいっそ個人的に所有してしまう方法はないか調べてみました。
これができればいつでも堂々と乗車することはできるのですから。
払い下げのチャンスでゲットできる
愛車も年数が経てば、新しい愛車にチェンジしていくのが普通の人です。
パトカーでも白バイでも消防車や救急車でも定められた一定の耐用年数というのがあります。
それを過ぎた場合は、廃車にするのかと思えばそうでもありません。
これらの車は用途的には使えなくなったとしても、車としては機能しているものです。
そこで払い下げをすることで収入に換えていたりするのです。
パトカーや白バイでこそ保安上、原則認められていませんが、消防車や救急車であれば個人が所有することが許されているのです。
これは消防車、救急車ファンには朗報でしょう。
需要と供給の一致がこんなところにも見られるのです。
官公庁オークション
払い下げ物件は、オークションに出されています。
ヤフオクで探してみれば、簡単に見つかります。
いくら需要はあるとは言っても、一般に個人で消防車や救急車を持っている人などそれほど多くはありません。
ですから、一般車よりも破格の値段で手に入れることができるのです。
それでもそもそも原価が一般車よりも高い割には安いというレベルではあります。
現物確認もできる
とは言っても、さすがにオークションで車のようなものを購入するのは勇気が要ります。
現物をチェックしなければ、色あせや傷の状態などはわからないものです。
そこで希望があれば実際に確認もできることもあります。
車両見学会をしてくれることもありますので、興味があれば出かけてみることでしょう。
使用上の注意
実際に行動を走ることは可能ですが、それにはいろいろと条件が定められています。
まず、消防章を外し消防署名も消しておかねばなりません。
赤色灯もサイレンもさらに無線も取り外すか機能できないようにしておきます。
これらは全てクリアしたうえで引き渡しされるのが通常のようですが、後付けで取り付けたりしてもいけません。
「警光灯と紛らわしい灯火やサイレンと紛らわしい音を使用して走行してはならない」との規定もあります。
よって、それだけで法律違反として罰せられる対象になっているようです。
ましてや緊急車両気分で信号無視などするのは、もってのほかです。
結局、消防車や救急車のであるかのような気分に浸りながら、街を走る楽しみだけは許されているということなのです。
もしも個人病院などで緊急車両として使うのであれば、機材を整備して公安委員会の許可をもらわなければいけません。
耐用年数を過ぎている
念願の車がゲットできても、忘れてならないのが用途のための使用耐用年数を過ぎた車であるということです。
公道こそ走ることはできますが、それ以上の負荷のかかる使用は考えない方が安全です。
特にはしご車の場合、はしごの耐久性の保証もありませんので、使用して事故が起こっても自己責任になってしまいます。
買い物で使わない
さすがに近所のスーパーや電器店などに停めるのは遠慮したいものです。
本物の消防車や救急車かと勘違いされると、管轄する官公庁も迷惑な話になるからです。
どうしてもちょっとした遠方へのドライブをおとなしい運転でこなすことに限られそうです。