流行りはSUVからハッチバックに移ったらしい!ハッチバックのよさって?
- 2018/06/17
- ライフスタイル・娯楽
- 680view
- 自動車
- 日常
- 自動車
- 趣味
- 車
ハッチバックから始まった、新型カローラ
12代目となる新型「カローラ」がデビュー!!
こんなニュースを耳にして、ワクワクする人なんているんでしょうかね……と、犬助は思っていたのです。
だって、あの「カローラ」、一億総中流化なんて言葉が輝いていた1980年代に日本でナンバー1の生産台数となり、90年代には幾多の兄弟車種を生み出すことで、その座を守り続け、00年代には「ヴィッツ」に、その座を明け渡すことになったカローラですよ?
はっきりいって役割を終えた車種なのです、犬助の中ではね。
……そんなことを考えながら、目にした新型カローラの写真なのですが、ちょっと驚かされました。
「これってハッチバックじゃん」
今までカローラの発表といえば、まずはセダンから始まってワゴンのフィールダーと続いていくのが慣例だったはず。にもかかわらず、いきなりハッチバック。それも2006年にカローラ「ランクス」・「アレックス」の生産が終了して以来、長らく見なかったハッチバックからのお披露目。そして、外観も内装もスポーティ。
そして、結構カッコイイときているのです。
開発者側のコメントを読むと、若年層へのアピールを考えてハッチバックから発表したとか。
ん、ハッチバック、今、キテるんですか?
ハッチバック、その4つのよいところとは?
今まで、何度か「YAZIUP!」にも書いてきたのですが、犬助はハッチバックが好きなのです。その理由は運転が下手だから、大きな車で散々痛い目にあってきたから。なぜか後ろをよくぶつける。ですから、小さいハッチバックが好きというより、ハッチバックしか乗りたくない。これが第1の魅力、小さいのがハッチバックのいいところです。
そんな小さなハッチバックなのですが、たくさん荷物がつめるのもいいところ。
荷室と室内がつながっているので、座席を潰して長い荷物を積むことが可能。そして荷室の天井がセダンのトランクとは違い、天井まであるので背の高い荷物も収納可能。ときには荷室、ときには座席、こんなフレキシブルな使い方ができるのはハッチバックならでは。第2の魅力は、使い勝手の良さなのです。
また、ムダのなさというのもハッチバックのいいところ。
一家4人を乗せる必要があるならばワンボックスカーは非常によい選択です。しかし、現実に一家を乗せる機会なんて、そんなにはないもの。巨大なワンボックスカーは通常、運転者1人しか乗せていないもの、主に運んでいるのは空気と誰も座っていないシートだったりする。これって、ムダだと思いません? 第3の魅力は、ハッチバックにはムダがないというところ。そのくせ、いざとなったら充分な収納力も持っているのです。
加えて「ホットハッチ」なんて呼ばれるグレードが用意されているケースが多いのも、ハッチバックのいいところ。
「一見ただの小さな車だけれど、本気を出すを早いんだぜ!!」みたいな「能あるタカ」的、「山椒は小粒」的、日本人好みの側面を持っているのもハッチバックならでは。まあ、実際はそれほど速くないというケースがほとんどなのですが……速く感じさせるキビキビ感はあるもの、それがハッチバックの楽しいところ。第4の魅力といってよいでしょう。
ワンボックス、SUVからの乗り換え需要が狙えるか?
世の中の車の流行はワンボックス、そしてSUVへと移りわかってきました。
しかし、ワンボックスのオーナーの方は「この大きさってムダじゃない?」とか、SUVのオーナーの方は「この車高ってムダじゃない?」と、気がついたのだと思います。
ワンボックスに子どもが乗ってくれる時期が短いとか、SUVのタイヤは高価であるとか、そんなことにも気がついたのではないでしょうか。
次の車はどうするか?
そう思うケースで琴線に触れてくるのが、冒頭で紹介した新型カローラを始めとしたハッチバックになるのではないでしょうか。
「じゃあ、セダンはどうなの?」という声もありそうですが、車の本流であるセダンに魅力を感じる人たちは、始めからセダンを選択するもの。ワンボックスに乗ってみたり、SUVを選択してみたりということは、始めからしないのです。
加えて、そんな人たちは「セダン=年寄り臭いもの」という先入観を持っています。ですから、新型カローラで発表された若々しいスタイリングやスポーティな内装は琴線に触れるはず。開発者側のデザイン意図は若年層を狙ったものということですが、だいたいワンボックスやSUVの次を探している世代のオヤジ連中ほど、自身のことを若いと思っているもの。
若年層狙いのデザインがクリティカルヒットしたりするのです。
世の車の流れは、ハッチバックへ!!
ワンボックス、SUVときた車の流行は、ハッチバックへと向かっているのではないか?
新型カローラの写真をみた犬助は、そんな風に感じたのです。そしてトヨタが新型カローラでやってくることですから燃費が悪いはずもない。加えて、横幅も3ナンバーサイズになるといいますから、ワンボックスやSUVで広い車に乗り慣れた人にとっても、窮屈さは感じないはずなのです。
ということで、世の中の車の流行はハッチバック、それも少々横幅のあるハッチバックヘ向かっていると犬助は宣言しておきましょう。
だったら、アクアでいいじゃん……そんな声もありますが、今やアクアは80年代のカローラ的存在。そんなのに乗るぐらいならば、今やカウンター的存在となった新型カローラ、そしてちょっと大きめのハッチバックが魅力的に見えるのではないでしょうか?
トヨタ「ブレイド」もなくなり、「オーリス」もなくなる。
その需要を埋める存在としてもハッチバックのカローラ、アリなのではないでしょうか。