事故が多い道路とは、渋滞多発地帯の交差点だった!!
- 2018/05/07
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高速道路で事故を起こす確立はごくわずか
ゴールデンウイークも終わり、また日常モードに引き戻された皆さん。今年はいかがお過ごしでしたか? 車で長距離をドライブ、帰省したとか、行楽地で過ごしたとか、そんな方も多いことでしょう。そして長距離を移動するとなると、心配になってくるのが高速道路での交通事故なのです。
しかし、高速道路で発生した交通事故は平成26年で1万202件。
件数を見ると深刻な数字なのですが、同じ年に起きている交通事故の総発生件数は57万3,842件ですから高速道路での事故は、実は微々たるもの。全体の1%強に過ぎないのです。
たまの高速道路での長距離移動中に事故を起こす確率は意外と低いもの。
それより日常のクルマの使用で事故を起こすというケースが、圧倒的に多いことに気が付きます。
交差点での右折は意外と安全?
ならば交通事故はどんな場所で起きているか? というとやっぱり一般道、そして交差点。
日本損害保険協会がまとめた平成28年度のデータによると、全ての事故の約55%が交差点で起きているといいますし、44%が市街地の交差点で起こっていますから、日常の運転で交通量の多い交差点を通行する際は、注意を払わなければならないということになります。
では、交差点でどんな事故が起こっているのか?
犬助が運転を始めたばかりのころを思い出してみると、やっぱり怖かったのが右折。今でも右折の際の対向車や、それを越えたところに横たわる横断歩道には戦慄が走ります。
しかし、右折時の事故が占める割合は25%と低いもの。これは、意外なデータだと思いませんか?
コツン! と追突するのも事故は事故
事故が多いとして注意すべきは市街地の交差点、しかし危険性が高いのは右折ではないとしたら、どんな事故が多いのでしょうか。
それは追突。
先ほどと同じデータでは、交差点での事故の41%が追突だというのです。
その状況とは……例えば前車が進むと思ったのに進んでいないとか、急に止まったという状況で、思わず後ろから追突してしまったとか。
どかーん!! というより、コツン! という軽微な追突事故が、交差点ではよく起きているということですね。
事故多発交差点から見えてくる、共通する条件とは?
25件 福岡県 湯川交差点
22件 東京都 熊野町交差点
19件 静岡県 中沢町交差点
19件 大阪府 上本町六丁目交差点
19件 大阪府 瓜破交差点
19件 福岡県 外環西口交差点(青果市場入り口交差点)
19件 佐賀県 佐賀北警察署前交差点
これは日本損害保険協会がまとめた、年間で数多く事故が起きている交差点のワースト3。
共通しているのは、渋滞が発生しやすいというところ。Google mapで調べてみると、近くにショッピングセンターがあったりしますから、買い物客でにぎわう週末は特に注意ということです。
また5本の道が交わっていたりとか、車線数が多いとか、一部アンダーパスになっているとか、複雑な造りになっているところも多いこともわかります。事故の多い交差点を日常的に使っていない人が、複雑さのあまり不意にブレーキを踏んだところに、後続車が突っ込む。こんな事故が多いということですね。
さて、先ほどからつどつどデータを引用させてもらっている「日本損害保険協会」は毎年、事故が起こったデータを蓄積・分析して「全国交通事故多発交差点マップ」として公表しています。
ここには都道府県別で事故の多い交差点のワースト5があげられていますから、お住いの近くにある交通事故の多い交差点とは? というチェックに使えますし、それこそゴールデンウイークなど行楽の際に、あらかじめルートが決まっているならば、そこに危険な交差点がないか? というチェックにも使えますね。
加えて、特に渋滞しているケースでは前方のクルマとの車間距離と動きに注意しすることが、事故を起こさないために必要です。交差点がいくら危険だからといっても、事故を起こす・起こさないは運転次第、十分に気をつけたいものですね。