自動車の渋滞ってなんで起こるの?
- 2018/04/30
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自動車で渋滞は当たり前だが原因はいろいろ
日常的に自動車に乗っているオヤジなら、渋滞のひとつやふたつに巻き込まれた経験があることでしょう。田舎では頻度の低い渋滞も、都市部へ行けば行くほど当たり前の光景になっています。とくに、東京都心部などでは、渋滞がない方が珍しいくらいです。
さて、そんな渋滞ですが、原因はなんでしょうか?
イライラさせられる渋滞も、原因を解明して取り除くことができれば、過去の話になるかもしれません。
その1:交通事故
軽微な接触事故であれば、渋滞を引き起こすまでには至らないことも多いでしょう。しかし、レッカー移動が必要な程度の衝突事故や、死亡事故ともなれば、後続車に影響を与えることになってしまいます。そのメカニズムは、事故処理が終るまで機能します。まず、事故直後には救護活動や現場検証(こちらは後日になることもありますが、直後にもある程度は行なわれるでしょう)が行なわれます。死亡ひき逃げ事件などになれば、周辺の路面一帯での鑑識作業もあります。
そして、自動車はその横を徐行して通行するか、迂回することになるため、交通の流れが澱んで起きるのが渋滞です。また、野次馬的な徐行車の存在も渋滞に拍車をかけます。
その2:違法駐車
片側3車線のうち、外側の2車線が二重駐車の自動車で埋まっている。大阪か!というクラスの違法駐車があれば、渋滞を起こすのも難しいことではないでしょう。まさか、狙って起こしているわけではないでしょうが。
そもそも、片側3車線もあるということは、それだけの交通量が見込まれる路線です。そこで、1車線しか使えないのでは、渋滞するなという方が無茶だといえます。
事前にわかる渋滞原因
交通事故は予測不可能な原因であり、避けることは難しいといえます。また、違法駐車については、いつもの光景となっている可能性があり、予測できなくはないものの、今日も違法駐車があるとは限りません。
それに対して、事前にわかる渋滞の原因もあります。
その3:道路工事
道路工事が行なわれている場合、複数車線なら少なくとも1車線は通行可能にしているでしょう。それでも、車線が減っているので渋滞するリスクはあります。1車線しかなければ、片側交互通行となり、交通誘導を行なう雑踏警備員などの誘導で通行します。対向車が通行している間は完全にストップ状態ですので、渋滞も仕方ありません。
その4:各車のスピードの違い
実は、渋滞が起きているとき、その原因をアクシデントに求めてしまうのは人間の性といいましょうか、オヤジの習性のようなものです。しかし、必ずしもアクシデントやトラブルが原因で渋滞が起きているわけではありません。
その道路上を走っている自動車は、それぞれが各運転手の思惑によって動いています。そのため、同じように流れているように見えても、実際のスピードや挙動には、多少のズレがあります。このズレが、交差点や合流部などで流れを阻害する要因となりやすいのです。
もし、すべての自動車が規律正しく走行するのであれば、軍事パレードのような状態になります。そのうえ、停車も発車も完全に一緒にすれば、渋滞が起きる余地が激減するでしょう。しかし、現実の自動車の動きはシンクロしてくれません。
信号が青になってスタートする際、先頭の自動車が動き出してから、2番手の自動車が動き出すまでにはタイムラグがあります。一緒に動き出せば、タイムロスがないため車列が延びるのを防止できますが、追突のリスクを回避するため、必ずといってよいほど、時間差スタートとなります。
渋滞の大きな原因になっているのが、こうした時間差で車列が延びることです。そこへ、右左折、合流その他のイレギュラーな動きが生じるのですから、渋滞になるのも頷けます。
このスピード差、衝突回避のための車間とタイムラグによる渋滞が顕著に見られるのが、上り坂です。勾配にかかった先頭車の速度が落ちると、後続車は危険回避のためより減速します。この行動は数珠繋ぎに連鎖するため渋滞になりやすい傾向があります。もし、前車が等間隔で走行する訓練を受けていれば渋滞にならないかもしれません。しかし、そんなことは机上の空論にさえならない馬鹿話です。