チンクエチェントの秘密!オヤジが乗っても大丈夫なイタリア車 走りの性能編
- 2018/03/18
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「アートに走ろう!チンクエチェント」のキャッチコピーで最近CMされているチンクエチェントです。2007年に復活したチンクエチェント、正式には3代目500Type312となります。クラシュカルなイメージを損なうことなく現代に合うようにデザインされました。さらに現代の生活にマッチしたボディサイズやインテリアも変更されオシャレで洗練されたものになっています。
ボディサイズは、さすがにNUOVA500よりも大きくなりました。大きさ的には国産ハッチバックのトヨタ・パッソよりも小さいくらいです。全長×全幅×全高=3570×1625×1515mm。最近の国産コンパクトでは死滅してしまった2ドアハッチバックの丸っこいボディシルエットは愛らしく感じられます。4ドアのボディはなく清く2ドアだけのラインアップです。後席もきちんと備わっているのでいざと言うときはちゃんと大人4人乗車可能です。普段使いは、せいぜい2人しか乗らないことが殆どで大人4人フル乗車することが年に数回程度ならそれほど不自由に感じることはないでしょう。無駄な後席ドアなんかないほうがカッコいいしオシャレだと思いませんか。
愛らしいからと言って、女性向けの車ではありません。オシャレなオジサンが乗り回しても十分にカッコイイのがイタ車のチンクエチェントではないでしょうか。もし、あなたがどうも男らしくないと感じたならばチンクエチェントの辛口チューニングで有名なアバルトモデルも多数ラインアップされています。まさに、サソリの毒がある硬派の走りは貴方を魅了してやまないでしょう。まぁ、激辛仕様のアバルトは別の項目で紹介します。
現在のラインアップを紹介!
現在販売されているグレードは、1.2ポップ・ツインエアポップ・ツインエアラウンジの3つです。
搭載エンジンは、1200cc直4DOHC(69PS/10.4kg・m 1.2ポップ)と900ccVツインターボ(85PS/14.8kg・m ツインエアポップ・ツインエアラウンジ)の2つ。
1200ccは、ごく普通のエンジンで、900ccのエンジンは小排気量ながらパワーとトルクに優れたエンジンになっています。Vツインならハーレーなどのバイクに多く使われていますが車に使われているのはおそらくチンクエチェントだけではないでしょうか。ツインエアーは、ヨーロッパで人気のダウンサイジングターボです。世界的に見てもハイブリッドが持て囃されているのは日本くらいでしょう。
国産車でも最近では、6気筒から4気筒または4気筒から3気筒とエンジンの気筒数を減らすダウンサイジングが進んでいます。Vツイン(V型2気筒)は、軽自動車メーカーがダウンサイジングのために現在研究開発中のエンジンです。現状では、振動・騒音などの面から市販化に至っていませんが後数年後には確実に国産軽自動車に採用されるメカニズムです。
通勤やお買いものなどの普段使いやセカンドカーならば1200ccで必要十分でしょう。高速道路やロングドライブが多く加速性能を求めるならばダウンサイジングターボのツインエアなら余裕の走りが出来るのでお勧めです。ただ、ツインエアのVツインエンジンは振動や音も大きくかなり個性的なエンジンなので万人には向きませんがマニアックな方にはドハマリしてしまうマニア垂涎のエンジンであるのは間違いありませんね。
省エネに貢献するアイドリングストップも搭載されています。実燃費は、約15km/L。国産コンパクトカーなどに比べると燃費で負けてしまっているのはいなめません。ちなみにミニは、約12km/Lで、ビートルは約10km/Lなので輸入車としてはかなり燃費が良いほうです。
駆動方式は、FFのみでミッションは5速セミAT。価格は、199万8000円(1.2ポップ)~279万7200円(ツインエアラウンジ)となっています。また、オシャレでファッショナブル以外で違うものを求める方には、高性能バージョンのアバルトモデルやSUV仕様で4WDの500Xもあるので気になった方はチェックしてみましょうね。