自動車のガソリンの違いが分かりますか?(ハイオク・レギュラー・軽油)

  • 2017/05/29
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ガソリンの違いがわからなくても車は走る

同じように毎日自動車を運転しているオヤジであっても、車マニアもいれば、単に足代わりの道具として使っているだけのオヤジもいます。自動車ほど利用者の知識レベルに差があるアイテムも珍しいのではないでしょうか?細かく知らなくても使えるのは、基本的な操作だけ知っていれば目的を達することができるからです。つまり、知らなくても車は走ります。

ガソリンの違いがわからなくても車は走る

そんな自動車の分野でも、自動車そのものではないガソリンの種類となれば、さらに違いが分からないオヤジも増えるのではありませんか?ガソリンスタンドに行けば書いてある「ハイオク」・「レギュラー」・「軽油」の違いです。

馬鹿にするな!オレはいつもハイオクでもない、軽油でもない、レギュラーを選んで入れているぞ!というあなた。レギュラーを入れることは分かっていても、違いはどうでしょう。価格が違うのはそのとおりですが…。

では、早速答え合わせを行いましょう。まず、この3つが全部ガソリンだと思っているのであれば、そこから改めてください。ハイオクとレギュラーはガソリンですが、軽油は違います。ガソリンスタンドに置いてはあっても、ガソリンではないのです。従って、ガソリン車には使えません。軽油で動かせるのは、ディーゼルエンジンを積んだ車です。まず、ここでひとつ違いがハッキリしました。

軽油で動かせるのは、ディーゼルエンジンを積んだ車

オクタン価の違いが普通かハイか

では、残る2つ、ハイオクとレギュラーはどう違うのかです。その名称の中に答えが見えています。

・ハイオク…ハイなオクタン価
・レギュラー…オクタン価がレギュラー

こう書くと一目瞭然ですね。要するに、オクタン価が一般レベルなのがレギュラーガソリンであり、ハイレベルなのがハイオクガソリンということです。だからこそ、ハイオクはレギュラーよりも値段が高いのです。値段がハイだからハイオクだと思っているオヤジもいますが、それはそれでひとつの解釈として尊重できますね。

ここで、もう少し詳しく見ておきます。
レギュラーガソリンのオクタン価は89以上で、ハイオクガソリンのオクタン価は96以上と決まっています。では、オクタン価とはなにか?エンジンに送られたガソリンが自己着火しにくい性質を数値で表したものです。車の仕組み上、スパークプラグで点火すべきなのに、自己着火されると困ります。

簡単に言えば、オクタン価が高いということは、勝手に着火しない度合いが高い優秀なガソリンだということで、より繊細なエンジンに使用可能だということです。

まとめますと、それなりの燃料で一定の性能を発揮するのがレギュラーガソリン用の自動車であり、そのための燃料がレギュラーガソリン。良質の燃料で高い性能を発揮するのがハイオクガソリン用の自動車であり、そのための燃料がハイオクガソリンということです。

ハイオク車にレギュラーを入れると、ハイオク車の性能は出ない

もちろん、逆に入れても走ることは走ります。レギュラー車にハイオクを入れた場合は、レギュラー車としての性能を発揮するでしょう。差額分のお金がもったいないだけの結果です。しかし、ハイオク車にレギュラーを入れると、ハイオク車の性能は出ません。当たり前ですね。下手をすると故障します。その車に応じた燃料を入れましょう。

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