動かない職業のオヤジは腰と尻に要注意
- 2017/03/23
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坐骨神経痛は年々酷くなる?
腰が痛いというオヤジは少なくありません。腰痛は年齢が上がるに連れて多くなる身体の不調のひとつです。しかし、加齢が原因なら仕方ないと諦めてはいけません。ちなみに、腰痛という場合、坐骨神経痛であることが多いと言えます。坐骨神経痛は、腰から下に通っている坐骨神経の痛みです。痛みは症状ですから、そこに至るには原因があります。坐骨神経痛の主な原因は、背骨などの疾患です。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが知られています。
このなかでも主要な脊柱管狭窄症は、高齢になるほど患者が増えるとされています。背骨のなかにある神経の通り道が狭くなるために痛みが起きるものですが、狭窄の主原因が加齢だということです。しかし、もうひとつの主要原因である椎間板ヘルニアには年齢による差はないとされています。
加齢以外で腰痛を起こす背景には、運動不足や同じ姿勢で負担が集中することなどが考えられます。たとえば、座ったままの仕事であるタクシードライバーには腰痛持ちが多いといわれています。これも、長年の蓄積によるところが大きいため、結果的には年齢とともに増えることになります。
腰痛の予防には、できるだけ同じ姿勢でいないことが重要です。仕事で仕方がない場合は、合間を見て軽くストレッチをするなど心がけましょう。同じ姿勢で筋肉がコリ固まったうえに、運動不足ではコリをほぐすことができません。これでは、腰痛を促進させてしまいます。酷くなる前のケアが重要です。
大痔主にはなりたくない
腰痛とともに動かない職業によるリスクがあるのが痔です。痔なんて関係ないと思うオヤジがいるかも知れませんが、日本人の多くが地主ならぬ痔主だといわれているくらいですから、いつ発症してもおかしくありません。痔の多くは、いぼ痔と切れ痔です。この2つの痔になる原因はいくつかありますが、座りっぱなしなどの姿勢の問題も無視できないといわれています。
たとえば、いぼ痔は肛門周りの血管のうっ血や血栓が核となったもので痔核とも呼ばれる痔です。血管がうっ血するのは、それなりの圧力がかかるからですが、座ったまま長時間いれば、肛門周りに加わる圧力もかなりのものでしょう。
また、同じ姿勢で動かないということは運動不足にもつながります。運動不足によって便秘が進むことがあり、便秘になるとトイレが長くなるとともに、便を出そうと力を入れることにもなります。これが、いぼ痔を促進するだけでなく、切れ痔を起こしてしまうこともあるのです。大地主であればなりたいところですが、大痔主にはなりたくないでしょう。
このような状況で痔を回避するためには、なるべく動くことです。パソコンに向かって何時間も座ったまま動かないオヤジは珍しくありません。しかし、その生活を続けた場合、坐骨神経痛と、いぼ痔や切れ痔を併発するおそれがあるのです。下半身に痛みなどが集中することは避けたいものです。なるべく動く、体勢を変える。これが不可欠であることを覚えておきましょう。