焼き肉ってこんなに素晴らしい!オヤジが語る焼き肉の魅力
- 2018/03/25
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特別感がある上に、イキっていないから
「うそぉ!! そんなら焼肉パーティしようぜ」
その昔、大阪に居住していたころは、こんなセリフをよく口に・耳にした記憶があります。
パチンコで勝ったとか、臨時収入が入ったとか、何か良いことがあったとか。
そんな奴らが「今日、メシおごったるわー」といった途端に、ほぼ100%返ってくるのが冒頭のセリフなのです。
なぜ、ごちそうしてくれるとなると寿司でもフレンチのコースでもなく、大阪では焼肉になるのか?
その理由は「特別感がある上に、イキってないから」という焼肉の特性が、大阪ならではの気風とマッチしていることができるでしょう。
食事をごちそうしてもらうならば、ちょっと特別感がある場所がいい。ここで「うそぉ!! そんならマクドか吉牛な」何て返しをしてしまうと、せっかくの機会を設けようとしている人に対しても失礼です。
そして大阪人が嫌う、イキった感じがないのもいい。
寿司とかフレンチに漂う気取った空気は、仲間内でワイワイやる特別な場にはふさわしくないと、大阪の人間は考えます。
一つのロースターを大勢で囲んで焼き具合がどうのとか、この部位はどうのとか。色々と話がはずむのが焼肉。親交を深めるのにもってこいなのが焼肉。
「気心が知れた仲間内で、何をイキる必要があるねん?」これは大阪だけでなく、全国的に通じる焼肉の魅力といって良いでしょう。
焼肉店のバリエーションが豊富だから
「パチンコめっちゃ勝ってるやん!! そしたら高級な『鶴一』がいーなー」
そして、店によって価格帯の色分けがハッキリされている、リーズナブルな店から高級店まで、バリエーションが豊富というのも焼肉の魅力。
懐具合に合わせて店を選べますし、高級店なら当然、低価格帯の店でもそれなりに満足感があるのも焼肉ならでは。肉を焼くだけというシンプルな料理だけに、大ハズシすることがないというのも焼肉の魅力といってよいはずです。
誰もがお気に入りの焼肉店の一つや二つ持っているものですから、口コミにあふれているというのも大ハズシしない理由となるでしょう。
オーダー次第で、安く上げることができるから
「カルビ?! ロース?! お前はブルジョアか!!」
ハラミ、ツラミ、カルビスジ、ハチノス、アカセン……ちょっとディープな焼肉店を選ぶと、普段は口にできない様々な部位をオーダーすることができ、その奥深さを学ぶということもできますし、それらをオーダーすれば安くあげることができるというのも焼肉の魅力です。
近年ではハラミがえらくメジャーになってしまい、市場価格も上がってしまったのが残念ですが、例えば牛の頬の部位であるツラミなら味も上々ですし、カルビとロースばかりオーダーするよりは、ずっと安く焼肉を楽しむことができます。
そして、忘れてはならないのがホルモン系。
ミノやテッチャンだけでなく、センマイとかコブクロとかマニアックなホルモン系ばかりオーダーしていて安く上げることは成功したものの、女性にドン引きされた経験が犬助にはありますから、この作戦は諸刃の剣。内臓系は同席している相手の顔色を見つつオーダーしなければなりません。
あまり勉強しなくても、通ぶることができるから
「えー、そんなことも知ってるん?! 『通』やなぁ!!」
マニアックな部位をオーダーして、通ぶることがカンタンにできるというのも、焼肉の魅力ですね。焼肉通=カッコイイか? というと少々疑問が残りますが、知らないよりは知っている方が悪いはずがありません。
まあ、内臓系は程々にして……先述の「ツラミ」など赤身の渋い部位をオーダーすると、同席している女性のあなたを見る目も変わるかも?!
オススメの部位は「ツラミ」はもちろん「イチボ」や「ランプ」、これは牛の上部太もも。いわば尻に当たりますから、脂肪分が多いのが特徴。
良いイチボに当たると、上質な和牛のステーキか? と思うばかりのとろけるような食感を楽しむことができるはず。これならば、女性も感動してくれるでしょう。
「ねーイチボって、牛さんのどの部分?」「それはココ」といいながら、おもむろに女性の尻をつまむ。こんな行為で、女性との距離を近づけろ!! とか書いている記事をどこかで目にしましたが……まあ、これは完全に誤った焼肉店、そしてイチボの使い方。
飽くまでも焼肉の魅力は食を楽しむこと。
女体を楽しむことでもなければ、セクハラ行為を働くことでもないということは、例え焼肉店にいく仲になっていても肝に銘じておくべきでしょう。