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チョコの街から大麻の街へ?オンタリオ郊外の小さな街が大変な事になっている…

  • 2018/12/05
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かつて『チョコの街』として知られていた、カナダ・オンタリオ州の小さな街が大麻の街に変わりつつある。その勢いは、一部の州で栽培販売が合法化された米国を脅かす程だ。

今まで医療用限定で販売されていた大麻が娯楽用に解禁された事が後押しとなっているのだが、問題となっているこの街は、時代の流れに翻弄され、様々な企業の工場が建っては、去っていった歴史がある。

地元の人たちは、そんな街の歴史を含め、どう思っているのだろうか。

 

チョコの街から大麻の街へ

オンタリオ州スミスフォールは、人工8885人(’17年12月現在)、首都オタワから南東75kmにある。

10年前までチョコレートのハーシーの工場だったという建物は、19世紀に建てられたレンガ作りの2階建てだ。
年20万人以上の観光客が訪れる名所になっていて『オンタリオのチョコの首都』とも呼ばれていた。

チョコの街から大麻の街へ
リーマンショックのあった’08年にハーシーがメキシコに工場を移転させて以来、基幹産業を失ったスミスフォールは人口の5分の1が雇用を失い、ラストベルト化していた。

そんな街に息を吹き込んだのが大麻ベンチャー『キャノピー(旧:ツイード)』だ。
医療用大麻が’01年に解禁になったのをきっかけに、栽培を手掛け、’18年現在、業界最大手となったベンチャーである。

キャノピーは、’13年にハーシー元工場を買収し、生産ラインをそのまま使うだけでなく、ハーシーで働いていた人々を積極的に再雇用した。

大麻関連のベンチャー100社以上が上場
スミスフォールの町長、パンコウ氏(53)は投資家出身で、街の復興の為に、キャノピーを呼び込んだ。
この街だけでなく、今カナダでは大麻の栽培や加工、販売を手掛ける会社の上場数が、急激に増えている。

カナダ証券取引所(CSE)によると、大麻関連のベンチャー100社以上が上場。
’19年には3700億円の大麻が合法的に売られると試算され、闇市場を含めると最大6200億円の大麻が売られると言われている。

トルドー首相は、合法化を進める事により、闇市場を退治し、大麻から国民を悪い意味で遠ざけるのが狙いだというが、果たして首相の思惑通りにいくだろうか。

 

クッキー、ビール…食品に化ける大麻

大麻は、乾燥品に火をつけて煙をすうのが一般的で常習化による中毒症状が悪影響を与える事から、長年禁止されていた。

大麻成分入りクッキーやチョコ
だがスミスフォールのキャノピーの工場では『祖業回帰』を目指しており、大麻成分入りクッキーやチョコを作るという。

大麻を食品にする場合、バターなど油脂に混ぜるのが体に一番取り込まれやすい方法である事は、欧米の人たちには知られている事実だ、もっとも同じ事を日本でやると犯罪で捕まるのだが。

キャノピーに危機感を覚えたのが、『コロナビール』で知られるコンステレーション・ブランズ。

『大麻入りビール市場』を横取りされない様に先行投資する意味で、キャノピーに4500億円投資し、大麻ビールを共同開発する意向を示した。

クッキー、ビール…食品に化ける大麻
米国では、首都ワシントンをはじめ、9州で娯楽用大麻が合法化されている。

連邦政府は娯楽化した大麻を売る事に関して、栽培から販売まで州の中で完結する事を義務付けており、資金調達の方法も年々厳格化しているのが現実だ。

米市場が、この様な足かせをつけられているうちに、カナダはラストベルト化した元工場地帯に進出し、将来米国市場が開放されれば一気に攻め込むつもりである。

だが工場で働く人以外は、キャノピーをはじめとした大麻ブームに疑問を抱いている。それはなぜなのか。

 

時代の流れに翻弄された小さな町

キャノピーが進出したスミスフォールは時代に翻弄された街といっても過言ではない。
この土地に進出してきた工場や産業は、時代の流れと共にやってきて、去っていったのだ。

時代の流れに翻弄された小さな町
この土地に最初に工場を開いたのは、Frost & Woodという DIYと農工具の会社だった。
1846年創業で、第二次世界大戦中は1200人の従業員を雇っていたが、高度経済成長期の1955年に、この地を去った。

Frost~と入れ替わりで、この街にやってきたのは、コカコーラのビンを作っていた、Rideau Beverages、レコード会社・RCA ビクターの製造工場、遅れて’60年代にハーシーが工場を建てた。

スミスフォールに残された課題
古き良き時代の米国の象徴だったこの三社。
ビクターは、ビートルズのレコードをメインに生産し、’78年に工場を閉鎖。
コカコーラのビンを作っていた会社も’70年代前半には、工場を閉鎖し、残るはハーシーだけとなっていた。

そのハーシーさえも、工場が移り、街にもう一つあった、工具メーカーの工場もなくなり、街の基幹産業がなくなったところに来たのが大麻だったのだ。

長年街に住んでいた人の気持ちは二通りに分かれている。
またこの街が栄えるのであれば、どんな形であれ良いという人もいる。

だがその一方で、宣教師など、底辺に居る人々を見てきた人はこういう。
『依存する事が本当に栄えるとはいえないんじゃないだろうか。』

スミスフォールに残された課題は、日本にも通じるかもしれない。

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