ビットコイン分裂について解説!どんなことが起こり、どうなったのか?
- 2017/08/31
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ビットコインの分裂
日本でも仮想通貨での知名度は上がりつつあります。なかでもビットコインは多くの人が聞いたことがあると思います。しかし、そのビットコインが8月1日に分裂しました。この分裂により、ビットコインに興味があった人が一歩引いてしまう人もいるでしょう。分裂という言葉から危ないと連想する人がいるからです。そのため、ビットコインについて安心してもらいために、ビットコイン分裂はなぜ起こり、どうなったのかなどを解説していこうと思います。
ビットコイン分裂はなぜ起こったのか?
ビットコインが分裂することになった理由は利用者の拡大にあります。利用者が拡大したことで、ブロックチェーンと呼ばれる取引を記録する仕組みの容量1MBでは足りない状態となったのです。容量が足りないことでビットコイン決済の時間が長引くことになり、多くの利用者が不満を抱えていました。ここで2つの派に分かれることになったのです。これがSegwitという仕組みを導入する派とブロックチェーンの容量を8MBまで増やそうとする派です。多くのビットコインマイナー(採掘者)はSegwitを支持。その結果、容量を8MBまで増やそうとしたビットコインマイナーがハードウォークを実行して2つにビットコインが分裂したのです。
分裂した後はどうなったのか?
ビットコインが分裂したことにより、ビットコインとビットコインキャッシュの2つに分裂することになりました。ビットコインは従来のビットコインです。そして、ビットコインキャッシュはビットコインに起源を持つ新しい仮想通貨ということになります。ビットコインキャッシュは容量こそ大きくなったが、想像以上にビットコインマイナーは少なかったとされています。そのため、マイニング能力は不足しており、信頼が追い付いていないと指摘する人もいます。また、取引所でのビットコインキャッシュの扱いもさまざまです。保有していたビットコインと同じ数量のビットコインキャッシュを割り当てる取引所やビットコインキャッシュを取り扱わない取引所など対応が異なります。ただ、基本的には従来からあるビットコインをどの取引所これまで通りに扱っているので安心です。少なくとも、この分裂によりビットコインがなくなるということはありませんでした。
ビットコインの今後について
ビットコインの今後はまた分裂がないと断言することはできない状態です。ビットコインマイナーの中で対立するようなことがあれば、今回のように分裂となることがあるのです。今後分裂が起きないとは限りません。また、ビットコインキャッシュに関しては数ある仮想通貨のひとつのような扱いになりそうです。ビットコインを含む仮想通貨はまだまだ進化する途中であると言えます。そのため、さまざまなことが起こりうるでしょう。そのため、仮想通貨のリスクや危険性を理解した上で利用するのがおすすめです。