「筋トレが続かない!」は正常?三日坊主の原因が明らかに!
- 2017/12/23
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どうしても筋トレが続かない!これって正常なんです
筋トレって続けるのが難しいですよね。カッコイイ体、人から憧れを抱かれるような肉体を作るためには地道な努力が必要だとわかっていても、筋トレ熱が数日で冷めてしまい結局体を変えることができない。そんな経験をお持ちの人はとても多いと思います。
実は我々人間にとって、筋トレという行為は「続かなくて当たり前」「ヤル気がでなくて当たり前」なのです。
これを知っておくだけでも、気持ちが楽になりますし対処法も思いつくのではないでしょうか。
人間は進化の過程でエネルギーをいかにして温存しながら生きるかという方法を磨き続けてきました。この仕組み、マインドは我々の頭と体に刻み込まれているわけです。
筋トレが続かないという人は決して意思が弱いわけではなく(強くもありませんが)、人間らしい人間であると言えるのです。
サボることこそあるべき姿!
かつて人間は食料を確保する主な手段として狩猟を行っていました。農耕がメインとなったのはかなり時が経ってからであり、当時の消費エネルギー量は現代人の2倍以上であったと推定されています。
にも関わらず、食糧事情は現代よりも悪いわけですから、昔の人は慢性的な栄養不足、エネルギー不足な状態にあったことは想像に難くありませんね。
そこで大切になるのはいかに「サボるか」です。不必要な時にエネルギーを消費してしまうことは当時は生命の危機に直結します。食料を取り食べること。そして生殖活動。この二点に集中してエネルギーは消費するべきであり、それ以外はなるべく活動量を抑えることが大切だったのです。
我々の先祖にとってサボることは命を守り、繋げていくために重要な意味があったのです。そして筋トレはまさに、無駄なエネルギーを消費しないという本能に背く行為であると言えるわけです。
筋トレなんかしていたら、本当はご先祖様からこっぴどく怒られても文句は言えないのです。
筋トレを続けるためにはモチベーションが必要
本能を理性が上回り、やらなくてもよい、やるべきでない、と体からストップ信号が発せられているにも関わらず筋トレを毎日毎日ハードにこなすためにはそれなりのモチベーションが必要になります。モチベーションが無ければ筋トレを続けるのは非常に困難です。学生が監督やコーチに怒鳴られながらトレーニングするような場面はあるかもしれませんが、それにしたって前向きな気持ちでやっているのと、嫌々ながらやっているのとでもは実際の「トレーニングの質」が全く違います。
モチベーションを維持したり高めるためには目標が必要です。そして期限を区切ることも大切でしょう。いつ終わるともわからない努力ではヤル気に火が付きません。
また、以下に示す動機付けのヒントも参考にして頂ければと思います。脳が本能的に筋トレを嫌がるのであれば、その対抗手段も脳の仕組みにあるのです。
タイプ別の動機づけヒント
モチベーションを維持するには、我々の脳の本能的な部分に働きかけるのが効果的となります。例えば、甘いスイーツを食べるのが大好きな人は、筋トレを始めてから1ヶ月間だけは「筋トレ直後にのみ甘い物をたくさん食べる」のです。それ以外のタイミングでは甘いものを一切摂取してはいけません。永遠にこれが続くと思うと嫌になるかもしれませんが守るべきは最初の一ヶ月だけです。
一ヶ月経つと「筋トレ」と「スイーツを食べる」という行動がワンセットになって脳に刻み込まれます。すると筋トレしていないのに甘いものを食べることにとても強い罪悪感を覚えるようになりますし、筋トレをしないとなんだか体がムズムズするというか落ち着かなくなってくるのです。
音楽が好きな人であれば、筋トレをした後でなければ音楽を聴くことができないというルールを一ヶ月間だけ実施します。映画が好きな人は映画を、読書が好きな人は読書を、ゲームが好きな人はゲームを。自分の大好きなことと筋トレをワンセットにして1ヶ月間生活に組み込みましょう。
自分の好きなことをしている時、人間の脳からはドーパミンなどの興奮物質や快感物質が分泌されます。これを筋トレとも紐つけることによって、「筋トレ=やりたくない事」というイメージを払拭することができるのです。