EMSトレーニングで簡単に腹筋は引っ込められるのか?
- 2017/07/03
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人気急上昇中のEMSトレーニング
EMSトレーニングとは、機器を使うことで効率的に筋トレ効果が期待できることで人気のトレーニング方法です。鍛えたい部位に装着し、スイッチを入れるだけなので、誰でも簡単に筋トレができるという訳です。その気軽やメリットから、EMSトレーニングに興味をもつ人が増えています。ここでは、EMSトレーニングの効果や注意点について説明していきます。
EMSの仕組み
EMSは、鍛えたい部分にパッドを張り付け、そこに電気刺激を与えることで、筋肉を動かすものですが、本来は脳からの信号によって動く筋肉を電気によって強制的に動かすため、自分の意志で思うように体が動かせないときに便利であり、医療でリハビリに利用されたり、宇宙での筋トレに使われることもあります。つまり、自分で動かすことが難しい筋肉であっても、EMSがあれば鍛えられるということです。
EMSの効果
EMSを使った場合、刺激が与えられていることは体感としてよく分かるかと思います。これは、しっかり筋肉が動いている証拠で、実際にEMSトレーニングで鍛えることにより、筋肉が引き締まり、体がスリムになっていく人の事例は沢山あります。
ただし、これはあくまでも筋肉が引き締まるだけで、脂肪が落ちるわけではありません。スリムになることで、一見すると痩せたように見えますが、実は皮下脂肪は変化していないのです。体重もほとんど減っていないことが多いです。
そのため、EMSで腹筋を割りたいというなら、それはあまり期待できません。腹筋が割れるというのは、腹部の脂肪が落ちることで、筋肉が浮き上がってくる状態のことです。つまり、脂肪を落とすことのできないEMSでは、割れた腹筋を手に入れることは難しいのです。同様に、脂肪の燃焼が必要なダイエットにも、それほど大きな効果はありません。
しかし、EMSだけでは難しいことでも、運動を同時に行えば、可能となります。筋肉が鍛えられれば基礎代謝が上がるので、そこで有酸素運動を行えば、脂肪を減らすことができます。そして、効率のよいダイエットができるという点では、EMSの効果は非常に大きく、それで脂肪が減れば、腹筋を割ることもできます。
EMSの注意点
EMSのメリットのひとつは、あまり動かさないような筋肉でも、電気刺激によって鍛えられることです。しかし、どこにでも貼ってよいわけではありません。例えば、胸筋を鍛えるとき、心臓の付近に貼ってしまうと、電気刺激で心臓にまで負荷をかける恐れがあります。そのため、胸に貼るときは、心臓を避けることを忘れてはいけません。もし心臓の不調があるなら、安全のため、使用は中止すべきです。
まとめ
EMSトレーニングは、楽に筋肉を鍛えることができますが、それだけで大きな効果が出るものではありません。しかし、筋肉への刺激がわかりやすいことから、健康を意識することが多くなります。そこから、運動や食事の改善などにつながっていけば、EMSの効果をより大きくすることができるでしょう。