なんか俺って臭い?無臭オヤジになるための秘訣とは【美容のプロ】
- 2019/06/12
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加齢臭とは?
加齢臭とはその名の通り、年齢を重ねることによって身体から発せられるようになる独特のニオイのことを指します。年齢を重ねるにつれて周りの反応が変わって来たように感じるという人や、朝起きると寝室のニオイが気になるという人も多いのではないでしょうか。
自分ではそんなにニオイを感じることはないけれど、ニオイが気になって人と近くのが怖いと感じてしまうこともありますよね。加齢臭は年齢を重ねることで起こるので完全に防ぐのは難しいですが、少しの意識と工夫次第で改善することは十分可能です。
悩みの原因、加齢臭が起こる原因
40代を超えた頃から次第に気になり始める加齢臭ですが、これは一体どのようなことが原因となって起こるのでしょうか。
ニオイ物質「ノネナール」の増加
加齢臭の大きな原因となるのが「ノネナール」というニオイ物質の増加です。ノネナールという物質の名前を初めて聞いたという人も多いかもしれませんが、これは簡単に言うと皮膚に存在する脂肪酸が分解されることによって起こります。
皮膚にはパルミトオレイン酸という脂肪酸が存在していますが、これが過酸化脂質や皮膚にいる常在菌によって分解されると、特有のニオイを放つノネナールができるのです。
男性は女性よりも皮膚の皮脂量が多いので、脂肪酸も多くノネナールが生成されやすいので、どうしても加齢臭が発生してしまうのです。
活性酸素の増加
体内には活性酸素という物質も存在しています。活性酸素は普段は細胞を守るために働く良い物質ではあるのですが、過剰に増えると逆に細胞を攻撃して酸化させてしまうので気をつけなければなりません。
活性酸素は、体内の不飽和脂肪酸と結合することによって過酸化脂質となります。そしてこの過酸化脂質は既述のようにノネナールを作る原因になるので、直接ではありませんが加齢臭の原因とされているのです。
活性酸素は日々の生活習慣やストレスによって増えやすいので、気をつけなければなりません。
加齢臭のチェックポイント
加齢臭は人の反応を見たり、人から直接指摘されたりして初めて気づくというものも多いものです。しかし、できれば自分でしっかりチェックして予防をしたいものです。加齢臭をチェックするためには、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか。
寝具・タオルのニオイをチェック
加齢臭は皮脂が原因となって起こるものなので、皮脂が分泌されている部分のニオイを直接嗅いでみると良いでしょう。
体の中でも皮脂が多く分泌されるのは頭皮なので、頭皮が直接触れる枕などの寝具のニオイを嗅いでみると手っ取り早くチェックすることができます。普段は自分で気にしていなくても、枕にチーズなどのような刺激的なにおいがついているようなら、要注意です。
寝具をこまめに洗濯して清潔感を保つことも大切ですが、まずは加齢臭がひどくならないようにケアをしていくことも重要なポイントと言えます。
ティッシュで体を拭いてみる
皮脂は頭皮以外にも、様々な部分から分泌されているので、皮脂が多いところに注目してニオイを確認するのもポイントです。とはいえ場所によっては直接嗅ぐことは難しいので、例えば顔のTゾーンや首の後ろなどの部分をチェックするためには、ティッシュで軽くこすってニオイをつけた状態で嗅いでみると良いでしょう。
あまりわからないと思う人も多いでしょうが、ティッシュでこするだけでも意外と皮脂や皮膚のにおいをチェックすることができます。
加齢臭を防ぐための秘訣
ここまで加齢臭の原因やチェック方法について紹介してきましたが、チェックをして自分が加齢臭を発しているとわかると、ショックなものです。しかし、そこで諦めてはいけません。加齢臭は正しいケアをすることができれば、軽減することができるのです。
では、加齢臭を防ぐためにはどのようなことを行っていけばいいのでしょうか。そこまで難しいことではないので、一つ一つ実践してみましょう。
湯船にしっかり浸かる
湯船に浸かるのが面倒で、基本的にシャワーで済ませてしまうという人も多いものです。特に夏場は気温が高く暑いので、湯船に入るよりもシャワーでささっと体を洗って上がってしまいたいということもあるでしょう。
しかし、湯船に入って汗をかいたほうが老廃物が排出されるので、加齢臭対策に効果的なのです。暑いからといってエアコンの効いた部屋にずっといると体が汗をかきにくくなり、その結果老廃物が体内に蓄積して、汗をかいたときににおいが発生しやすくなるのです。
加齢臭が気になったら、ぬるめのお湯にじっくりと使って発汗を促すようにしましょう。
体をしっかりと洗って清潔に保つ
男性は女性よりも皮脂の量が多く、その結果皮脂が原因となって起こる加齢臭は目立ちやすくなります。しかし逆に言えば、原因となる皮脂をしっかりケアできれば、ニオイが発生しにくくなるということもでもあるのです。
そのため、お風呂にはいったらまず、耳の後ろや首の後ろなどの皮脂が多く分泌される部分を中心に洗うようにしましょう。普段は気づかないところは見落としやすいので、特に丁寧に洗うことが大切です。
とはいえこまめにお風呂に入るのは忙しすぎて難しいということもあるでしょう。そのような場合には、仕事の合間などに濡れタオルやウェットティッシュを使って拭くことでもニオイの原因をケアすることはできます。
汗はこまめに拭く
夏場などは気温も高く、汗をかきやすいので不快に感じる人も多いでしょう。また、毎日通勤で満員電車に揺られている人なども、汗によるニオイが気になるものです。汗をかくと、この汗を皮膚上にいる細菌が分解して嫌なニオイを発するようになります。汗はもともと無臭のものではありますが、雑菌の分解によって独特のツンとした嫌なニオイが出てしまうのです。
汗をかいたらこまめに拭き取るようにすることで、汗による気になる体臭を抑えることができます。汗をかきやすい人やかきやすい時期には、タオルやハンカチを持参して、いつでも汗を拭くことができる状態を作っておくことが大切です。
生活習慣を見直す
加齢臭の原因であるノネナールを作り出す材料「過酸化脂質」は、活性酸素によって生成されます。活性酸素は、タバコを吸ったりお酒を飲んだりすると過剰に増えてしまうので、活性酸素を増やしすぎないように対策を練っていく必要があります。
普段からタバコやお酒が習慣化している人は、いきなり止めるのも辛いものです。それがかえってストレスになってしまっては結局体に良くないので、少しずつ量を減らすなどして無理のない範囲で対策をしていきましょう。
ストレスを溜めない
私たちが日々受けているストレスは、些細なことでも体に溜まってしまうので、完全に防ぎきることはできません。特に現代社会は朝から晩まで忙しく働く人も多く、気づかないうちにストレスが溜まっているという場合もあるのです。
ストレスを全く溜めないということはほとんど不可能に等しいですが、ストレスの度合いを軽減することはできます。ストレスを感じたと思ったら、趣味に没頭する時間を作るなどして、たまって爆発する前に発散させることが大切です。上手に発散させることができれば、ストレスによる活性さその増加を抑えることもできます。
有酸素運動をする
結構を促して汗をかくために効果的な有酸素運動は、既述のように老廃物を効率的に排出するのに効果的なので、加齢臭の軽減に役立ちます。といってもふだん運動しない人がいきなり過度な有酸素運動をしても辛いですし、継続しにくいものです。
そのため、有酸素運動はまず自分が無理なく続けられるレベルのものから取り入れてみましょう。
まとめ
40代から気になり始める加齢臭は、一気に老けた印象にしてしまいますし、周りにも知らず知らずのうちに不快な思いをさせてしまう厄介なものです。
自分が加齢臭を発していることがわかったら、対策法を試してケアをするよう心がけましょう。きちんと対策を行うことができれば、加齢臭のない素敵な40台を過ごすことができるでしょう。