朝起きると口臭がすごいのはなぜでしょうか?
- 2018/11/04
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口臭の原因が疾患とは限らない
口が臭い!オヤジ同士で話していて、相手の口臭が気になることは珍しくないでしょう。昼間や夜に口臭を撒き散らしているオヤジは、ほぼ何かしらの疾患を抱えていると考えられます。
まず、歯周病です。歯周病が進むとトンデモナイ悪臭を放つことがあるため、周囲の人間はたまったものではありません。しかし、臭いの問題は本人に指摘することを躊躇ってしまうもの。そのため、いつまで経っても状況が好転しないという困ったことになります。
口腔内では、虫歯や歯垢なども口臭の原因となります。
かっこいいオヤジたるもの、口臭で他人を不快にさせるようなことがあってはいけません。常に、セルフチェックをするとともに、定期的な歯科検診を受けるなど、口臭予防に努めましょう。
また、内臓系の疾患で口臭を招くケースもあるようです。くれぐれも健康には注意したいものです。
さて、疾患がなければ口臭が発生しないのかといえば、そんなことはありません。とくに、朝だけ臭い、起きたときに口臭が気になるという場面があります。
これは生理的口臭と呼ばれるもののひとつで、人間が生きている以上、幾度となく出現する口臭といわれています。つまり、誰にでもいつでも起き得る口臭なのです。
では、なぜ朝起きたときに生理的口臭が激しく気になるのでしょうか?
その理由は、就寝によって口腔内での唾液の分泌が低調となることにあります。そのため、細菌が増殖しやすい環境となり、結果的に口臭の原因物質が多量に存在する状況になってしまうのです。
このとき、口腔内で悪臭を放つのは、揮発性硫黄化合物と呼ばれる物質で、そういえば硫黄臭いなと思うオヤジも少なくないでしょう。
朝起きたときの口臭のメカニズムを考えると、予防することは容易ではないといえます。就寝中も唾液をドンドン分泌させることなど無理があります。ただ、床に就く前に、歯磨きをするなどして、口臭物質を減らす努力は必要かもしれません。
生理的口臭について
朝起きたときに感じる口臭以外にも、生理的口臭は存在しています。唾液の分泌が減少することから、緊張したときや空腹時に口臭が強くなることは理解しやすいでしょう。
その他では、年齢的なものやホルモン分泌の影響なども生理的口臭の原因となり得ます。
このように、生理的口臭は生きていることに付随するものであり、発生する場面が決まっているともいえる口臭です。したがって、治療しなければなくならないというものではありません。
朝起きてひどい口臭がしたとしても、歯磨きをして口腔内の細菌と原因物質を除去すれば解決します。また、時期的な口臭であれば、その時期を過ぎれば消えるものです。
しかも、生理的口臭は必ず発生するとは限らないため、同じように朝起きても臭うときと臭わないときがあります。
つまり、生理的口臭は過度に意識する必要もないといえます。臭ったら対処する程度の考えでも十分にクリアできるものです。
もちろん、口臭に気づいたら、ケアするまでは他人に接近しすぎないように注意しましょう。相手の真正面で思い切り息を吐くような喋り方をすると、軽い口臭でも届いてしまうおそれがあります。数十センチ以上は離れて、少し斜めになるなど、なるべく息が飛ばないようにしたいものです。
歯磨きをしても朝起きたときの口臭が消えないなど、単なる生理的口臭ではなさそうな場合は、早期に歯科医師・医師を受診することをおすすめします。
虫歯や歯周病かもしれませんし、可能性としては口腔ガンによる口臭も考えられます。その他の内臓系疾患かもしれません。
そこまで深刻なものではないとしても、他人に不快感を与える口臭は消しておきたいものです。