日差しが強くなってきた!オヤジでも気になるシミ対策の方法を解説!

  • 2019/07/04
  • ボディメイク
  • 294view
  • 木村 妃香里【薬剤師】
タグ

20代のころは気にならなかったのに、30代、40代となると気になってくるのがシミ。なんとシミがあるかないかだけで、見た目年齢が7歳も違って見えてしまうとか。7歳も違うとなると、オヤジであってもそうでなくてもシミ対策は必須です。

すでに「夏は日焼け止めを使っているよ!」という方もいるかもしれません。日差しが強いときはたしかに紫外線対策が必須です。しかしこれだけでは完璧なシミ対策とは言えません。

今回は正しいシミ対策の方法をご紹介していきます。シミにお悩みの方、いつまでも若々しくいたい方はぜひチェックしましょう。

 

1.日差しだけじゃない!シミができる原因とは?!

日差しだけじゃない!シミができる原因とは?!
気がついたら肌にできているシミ。シミがあるだけで見た目年齢が7歳も変わる他、シミが吹き出物のように見えて肌が汚い人に見られてしまうこともります。

なぜシミはできてしまうのでしょうか。

1-1.紫外線
紫外線が肌によくないことはなんとなくご存知の方も多いでしょう。真夏日のときはとくに日差しが肌に染み込むようにジンジンと降り注ぐことから、紫外線が肌になんらかのダメージを与えていることは実感しやすいですね。

肌の奥まで入り込んだ紫外線がメラニン色素の生成を促進することで、シミができやすくなります。紫外線にはUV-AとUV-Bとがありますが、このうちシミに大きく関係しているのはUV-Aです。

UV-Aは肌の奥まで入りやすいため、メラニン色素を作っているメラノサイトを活性化させてしまうのです。肌老化の8割は紫外線が原因と言われることもあるくらい、紫外線は肌にダメージを与えています。

1-2.ターンオーバーの乱れ
万が一シミができてしまっても、ターンオーバーが正常に働いていればシミの原因となるメラニン色素は徐々に押し出されていきます。しかしターンオーバーが乱れていると、肌が生まれ変わるまでに時間がかかってしまい、メラニン色素が排出されずに沈着しやすくなるのです。

ターンオーバーにかかる日数は一般に28日と言われています。しかし実は、年齢によって日数はまったく違うのをご存知でしょうか。20代だとおよそ28日周期となりますが、30代では40日、40代では55日ほどかかってしまうんです。

年齢が上がるにつれてターンオーバーの日数が増え、しかも紫外線やストレスによってターンオーバーが乱れることでシミができやすい状態になってしまいます。

1-3.バリア機能の低下
肌は外部刺激から守るために、バリア機能が働いています。バリア機能がしっかり整っていれば、紫外線によるダメージや摩擦などの刺激を受けにくくなるので、シミもできにくくなるんですね。

しかしバリア機能が低下すると、刺激への抵抗性が弱まるのでシミをはじめ、さまざまな肌トラブルを起こしやすくなります。

 

2.オヤジのシミは「紫外線対策」と「スキンケア」で予防!

オヤジのシミは「紫外線対策」と「スキンケア」で予防!
「シミができる原因はわかったけど、どうやって対策したらいいの?」と思いますよね。今まで肌に無頓着だった方からすると、何から始めていいのか悩んでしまうでしょう。

シミ対策の方法は簡単です。紫外線対策と正しいスキンケアを行えばシミのできにくい肌にできますよ。

2-1.正しい紫外線対策の方法
日焼け止めは外出する時間の長さや、外に出て何をするかによって選びます。

とりあえずSPFの値が高いものを選ぶ方がとても多いのですが、SPFはUV-Bを防ぐもので、どれだけ紫外線によるダメージを先延ばしにできるかを表した指標です。SPF20であれば20倍の300分に、SPF50であれば50倍の750分にまで伸ばすことができます。

紫外線によるダメージは人によって違いはあるものの、およそ15分ほどです。つまり1時間や2時間程度の外出であればSPFが20程度でもまったく問題ありません。

ですが海やプールに行ったり、長時間外に出る場合はなかなか塗り直しをする時間もなく、汗や水で日焼け止めが落ちやすいのでSPF50程度のものを使いましょう。

紫外線対策は夏だけでなく、年中行うのが望ましいです。意外なことかもしれませんが、紫外線ってカンカン照りでもなんでもない5月や6月でも、真夏に匹敵するくらいの紫外線が降り注いでいます。

ピークとなる8月の紫外線量を100とするなら、5月や6月でも80~90くらいは降り注いでいるんですよね。暑さの落ち着いている3月や4月、9月や10月でもピーク比50~60くらいの紫外線量があります。

先ほども言ったように、肌老化の原因は8割が紫外線による影響です。トラックの運転手が「日光が当たる右側だけシミやシワが増えた」と言っているのを聞いたことがないですか?それくらい紫外線の影響って大きいんですね。

SPFの値は紫外線を防ぐ効果の高さではなく、紫外線によるダメージを何分延ばせるかを表した指標であることを念頭に置き、真夏以外も紫外線対策をすることが大切です。

2-2.夏だからこそ保湿をしっかり
最近では男性であっても化粧水や乳液で保湿をしっかりしている方が多いです。冬は肌が乾燥しやすいので保湿をしようと意識しやすいですが、夏は冬と比べると手を抜きがち。

でも夏は紫外線によって肌はダメージを大きく受けている時期です。ダメージを受けやすい夏だからこそ保湿が欠かせません。

水分量のしっかりある肌であれば、バリア機能がきちんと働くので紫外線によるダメージが少なく済みます。しかし水分の少ない肌だと、バリア機能がうまく働かずにダメージの影響が出やすくなってしまうのです。

紫外線ダメージが出やすいということは、シミも出やすくなるということ。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が入った化粧水で、夏もしっかり保湿しておきましょう。

アルブチンやトラネキサム酸が入っている化粧水だと、シミ予防も一緒にできます。化粧水の後に乳液で蓋をしてあげると、さらに潤いが続くので乳液もぜひ使ってください。

 

3.オヤジのシミ対策にオススメのアイテム

オヤジのシミ対策にオススメのアイテム
男性のシミ対策に人気のアイテムを、ドラッグストアでも手に入るものからいくつかご紹介します。こちらを参考にぜひシミ対策を始めてくださいね。

3-1.ハイチオールC
シミやそばかす対策用のビタミン剤がとてもオススメです。ビタミンのサプリメントではなく医薬品を選びましょう。ハイチオールCにはビタミンCとL-システインが配合されており、新陳代謝を高めることでメラニン色素を排出しやすい肌へと整えてくれます。

L-システインは二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助ける働きもあるので、お酒をよく飲む方にもオススメ。ハイチオールC以外にもいろいろと種類があるので、ぜひ一度ドラッグストアで手にとってみてください。

3-2.ハトムギ化粧水
リーズナブルな価格とさっぱりとした使い心地のハトムギ化粧水は、男性にも人気の高い化粧水です。私が知っている男性陣もハトムギ化粧水を愛用している方が多いですね。どんなにパシャパシャ使っても肌がベタつかないので、日差しが強い季節でもストレスなく使えます。

3-3.ケシミンクリーム
小林製薬から販売されているケシミンクリームは、メラニン色素の生成を抑えるビタミンCと血行を良くするビタミンEが配合されたクリームです。

化粧水で肌を整えた後に、気になる部分にクリームを塗りましょう。お顔全体に使ってもOKです。ハトムギ化粧水がわりとさっぱりしているので、上から保湿クリーム代わりに塗ってもいいですね。

 

4.まとめ

シミ1つで見た目が7歳も老けて見られるので、ぜひともシミ対策は日頃からやっておきたいもの。具体的には紫外線対策と保湿をしっかりすることが大切です。紫外線は日差しがそこまで強くなくても降り注いでいるので、真夏でなくても日焼け止めを使いましょう。

日焼け止めや保湿を合わせてシミ対策用のビタミン剤を併用すると、さらにバッチリなシミ対策ができます。シミは一度できたらなかなか薄くするのが難しいので、シミができないように日頃から対策をしていきましょう。

この記事の作者

木村 妃香里【薬剤師】
木村 妃香里【薬剤師】
薬学部を卒業後、一日に2,000人以上が来店する大型のドラッグストアで4年間勤務。「胃の調子が悪い」、「疲れが取れない」、「よく眠れない」などの誰もが抱えている、だけど気になってしまうような悩みの相談に乗ってまいりました。現在は「正しい情報を必要としている人に届ける」ことを目標に、日々健康や美容についての情報を発信しています。
up 木村 妃香里【薬剤師】
木村 妃香里【薬剤師】

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ