痩せにくくなる

年齢を重ねるとともに、ダイエットが難しくなってきます。これはダイエットを経験した我々、オヤジ世代の皆さんなら、ほぼ全員が経験されている事ではないでしょうか。若い頃はちょっと食べすぎたかなと思ったら、翌日の食事量を調節するだけで簡単に体重が戻ったのに、いまはちっとも戻らない……などという経験が。

これはとりもなおさず、加齢に伴って体の基礎代謝が低下しているからなのですが、そもそも基礎代謝とは生命活動を維持するための臓器を動かしたりといった、人間の基本的なエネルギー消費で、手足を動かしたりすることによって消費するエネルギーとは別モノであり、基礎代謝は人間のエネルギー消費の６０％を占めているといわれています。

このエネルギー消費の６０％部分の効率が落ちているわけですから、年齢を重ねると、いくら運動をしても若い頃ほど痩せない、というのもなるほど頷けますね。

基礎代謝をあげる

しかしながら私達オヤジ世代は、若い頃のように営業で外回りをするというよりもオフィスワークの時間が多くなりがちです。基礎代謝を上げるためには、ます筋肉量を増やす、あるいは増やすのは簡単でないにしろ、活性化した状態にしておく必要があるわけですが、一日中、椅子に座っているような生活環境では、とてもそんな効果は期待できません。

では、我々世代でも少しでも基礎代謝をアップさせる方法はあるのです。普段の生活の中に簡単に取り入れられる方法をいくつかご紹介していきます。

日常生活の中で

ポイントは仕事をしている日常生活の中でいかに簡単に取り入れることができるか、という点です。週末に本格的に運動をしたりするのは、もちろん有効ですが、正直、それができていれば苦労はしていませんよね（笑）

まず、日々の通勤の中でエスカレーターやエレベーターでなく、できるだけ階段を使ってみましょう。あるいはデスクに座っている時でも、椅子に座ったまま両脚をあげてまっすぐ伸ばして、そのままキープ。これで腹筋に自然と力が入りますので、結構いいトレーニングになります。あるいは座ったまま腹筋に力をこめて姿勢をキープするのも有効です。

このように普段の生活の中に無理なく取り入れられる方法から少しづつ始めてみるのが、基礎代謝を上げる運動を実行するうえで、なかなか時間の取れない我々オヤジ世代には有効であると思われます。是非参考にしてみてくださいね。