糖質制限ダイエットのありがち失敗例!時間を無駄にしないための重要知識とは
- 2017/07/02
- ボディメイク
- 700view
- ダイエット/メタボ
- ダイエット
- メタボ
- 炭水化物
- 糖質制限
- 食事
糖質制限ダイエットは効果あり!それは間違いないけれど…
未だに賛否両論分かれる糖質制限ダイエット。間違った情報がマスコミでもインターネットでも多く出回っているためなかなか議論の収束が見えない状況ですね。
実際に糖質制限ダイエットの経験があり、更には指導経験もある私から言わせれば「糖質制限ダイエットは確かに効果がある」と言えます。しかし、一歩間違えばリバウンドしやすかったり、全然やせなかったりする危険性もあるのが糖質制限ダイエットなのです。
今回は私の経験上、糖質制限ダイエットで陥ってしまいがちな「落とし穴」について解説していきたいと思います。
減量初心者が最も早く体重を落とすことができるのがこの糖質制限ダイエットです。その効果を正しく実感してもらうためにも、是非一通り目を通して頂ければと思います。
糖質制限ダイエットの基本をおさらい
人間の体内で脂肪が作られるためには、「余った栄養素が細胞内に取り込まれる」という動きが必要になります。そして、この栄養素を細胞内へと移動させる役割を持っているのが「インスリン」というホルモンです。
つまり、言い換えればこのインスリンさえ分泌されなければカロリーが多少オーバーしていたところで脂肪細胞は増えないというわけです。
このインスリンは血糖値の上昇をトリガーにして膵臓から分泌されます。ですから血糖値さえ上昇しなければ人間は太らないと言えるわけです。
また、糖質を摂らない生活がしばらく続くと人間の体は糖ではなく脂肪から合成された「ケトン体」という物質をエネルギー源とするように体質が変化します。こうなれば更にダイエットスピードは加速します。新たな脂肪が合成されないだけでなく、既についている脂肪もどんどんエネルギーとして消費されてしまうからです。
この2つの効果によって、糖質制限ダイエットは他のダイエット方法よりもスピーディーで高い効果を得ることができるというわけです。
緩い糖質制限ダイエットは存在しない
とは言え、キツイ糖質制限は慣れるまではダルさを感じることも多いもの。そこでほとんどの人が「以前よりは減らしているんだからちょっとくらい糖質を取ってもいいだろう」と考えてしまいます。これが糖質制限最大の落とし穴なのです。
前述した通り、糖質制限の要は「インスリンの分泌抑制」と「ケトン体の有効活用」にあります。しかし、糖が少しでも入ってくればこの2つの仕組みは一発で吹っ飛ばされてしまうのです。
よく「緩い糖質制限ダイエット」等という文言を見かけますが、あれは実際は単なるカロリーカットダイエットに過ぎません。インスリンはほんの少しの糖質に対しても敏感に反応しすぐに分泌されます。
糖質制限ダイエットは「ガチでやる」か「全くやらない」の二択しかありえないのです。
糖質を食べられる条件とは…?
それでは糖質制限が順調に進んでいる、もしくは一定の成果を得た場合、糖質を食べられる条件というのは何かあるのでしょうか。それとも糖質制限ダイエット成功後は大きなリバウンドを必ず覚悟しなくてはならないのでしょうか。
糖質を摂取するとインスリンが分泌されてしまう以上、それでも体脂肪が太らないようにするためには脂質を抑え、全体の摂取カロリーを低めに制限する必要があります。糖質制限ダイエット中は糖質を抑える代わりに脂質に関してはあまり制限がありませんでしたが、糖質を増やすのであれば今度は脂質をコントロールしなくてはならなくなります。
細かな計算をするのは面倒でしょうから、とりあえず「洋菓子」と「揚げ物」には注意。とおぼえておいてください。この2つは脂質をかなりの量含んでいます。その他、菓子パンも避けるべきです。
糖質制限ダイエットから通常食への移行は慎重に行えばリバウンドの心配は要りません。何れにせよ、中途半端に脂質と糖質を同時接種することが一番の問題なのです。