ダイエットに必須?質問の多いチートデイについて解答する!
- 2017/05/22
- ボディメイク
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ダイエット成功の奥義?チートデイ
ボディメイクについて気にかける人がどんどん増えるにつれて、筋トレだけでなくダイエットのテクニックについても一般の方までもが様々なマニアックな手法を実践するようになっています。
その中で、特に質問を受ける機会の多い「チートデイ」について今回は解説していきましょう。チートデイとはカロリーをギリギリまでカットした生活を送る中で、徐々に代謝が落ち、体重がなかなか減らなくなってしまった体へと一日だけ大量の栄養素を叩き込むことで、一気に代謝を回復させて再び減量のペースアップを果たそうというテクニックです。
ボディビルダーやフィジーカーにとっては当たり前の手法ですが、果たして本当に効果があるのでしょうか。中には「ただリバウンドしただけに終わった」という方や、「何をどれだけ食べればいいのかわからん!」という人も多いようなのです…。
質問:そもそもチートデイって必要なの?
チートデイが必要となるのは、ダイエットも終盤。体脂肪が高くても15%を切った人の場合です。それ以上体脂肪がある人の場合は、明確なチートデイを設ける必要はなく、毎日適切なカロリー制限とPFCコントロールを行いましょう。そして、その中で体重の落ちが鈍ってきた場合は1週間程度の「回復期」を作り、摂取カロリーをちょうど消費カロリーとバランスさせた食生活を送るべきで、チートデイのような明らかなオーバーカロリーな日を設けない方が無難です。
チートデイは長いダイエット期間において体が少ない栄養素にすっかり慣れきってしまった状況を打破するために行います。体脂肪が少なくなってくると、人間の体はすぐに守りに入ろうとしますから、これを上手く「騙す(チート)」ために行うわけです。
質問:チートデイの間隔は?定期的に行うの?
既に、体脂肪が15%以上あるような人はチートデイは必要ないと答えましたが、では体脂肪が15%以下の人はどのようなスケジューリングでチートデイを取り入れるべきなのでしょうか。
まず、体脂肪が10%~15%の人であれば10日に1度、10%以下の人であれば週に1度程度、体重が落ちなくなっている場合に限りチートデイを実施しましょう。あくまでも体重が落ちない期間だけですので、落ち始めたらチートデイはストップです。
質問:チートデイには何を食べればいいの?
それでは三つ目の質問、チートデイに食べるべき具体的な食材についてです。まず、ダイエットは大きく分けて糖質制限と脂質カットの二つの方法があります。もちろんこれを組み合わせて厳しい減量を行うケースもあるわけですが、糖質制限を行い体がケトーシスになっている場合はチートデイであっても糖質は摂取してはいけません。これはせっかくのケトーシスモードがチートデイによって解除されてしまうからです。そうなると、チートデイの翌日以降も再びケトーシスモードになるところから再スタートしなければならなくなるため非常に効率が悪いのです。
よって、厳しい糖質制限をしている場合は、脂質を大幅に増やし、カロリーを一気に三倍程度にまで増やすような食事内容が望ましくなります。普段鳥の胸肉や豚のヒレ肉を食べているのなら、ロース肉などをバリバリ食べるようにしましょう。
一方、カロリーをカットしてダイエットを進めている場合は基本的には何を食べてもOKです。ただ、代謝を再活性化するためにキーとなる「レプチン」というホルモンは、糖質を摂取した場合に得られる脳の多幸感や充実感に大きく反応するという研究結果もありますので、どちらかというと低脂質で高炭水化物な物(フルーツや和菓子類)を思いっきり食べまくるのが良さそうです。
何れにせよ、人間の体は個人差が大きく、どのような食べ物にどんな反応を示すかは千差万別です。自分自身のデータをしっかりと取り、毎回のチートデイにきちんとフィードバックするよう努めましょう。