40代・50代必読!今さら聞けない「プロテイン」の基礎の基礎
- 2018/04/12
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プロテインについて再勉強だ!
筋トレ愛好家であれば誰もが常識的に飲んでいるプロテイン。初心者やこれから筋トレを始めようとするオヤジ達の中にも「やっぱプロテインて必要なのかな」と考えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、プロテインって…なんだっけ?と実はよく理解していない人も結構いるのが現実です。今回はプロテインの中でも最もポピュラーな「ホエイプロテイン」について解説していきましょう。
二種類のホエイプロテイン
ホエイプロテインの「ホエイ」とは日本語で乳清のこと。乳清とは簡単に言ってしまえばヨーグルトの上澄み液のことです。
ホエイプロテインの粉末はこの乳清を加工し乾燥させたもので価格も安く、味付けもしやすい事から人気となっているのです。
このホエイプロテインには実は二種類のタイプがあります。一つは「コンセントレート」と呼ばれるもの。もう一つは「アイソレート」と呼ばれるタイプです。
コンセントレートとは日本語で「凝縮」とか「濃縮」という意味です。コンセントレートタイプのホエイプロテインは、乳清を何度も連続濾過することによって濃度を高め、その後に噴霧乾燥して作られます。
一方、アイソレートとは「分離」という意味です。アイソレートタイプのホエイプロテインは乳清に含まれるタンパク質以外の成分(乳糖や脂質)を極めて高いレベルで分離して精製されます。
コンセントレートに対してアイソレートはよりタンパク質の配合率が高く、余計な成分はほとんど全て除去されています。価格は高くなりますが特に減量中に好まれるのはアイソレートタイプのホエイプロテインだと言えるでしょう。
なんでホエイプロテインを飲むの?
ホエイプロテインを飲む理由。それはタンパク質の補給に他なりません。さすがにそんなことは皆さん理解していますよね。
それではここではもう少し掘り下げて、ホエイプロテインの効果や効能について紹介していきましょう。
過去に行われた実験によると、ホエイプロテインは筋肉合成の活性を著しく高めることが報告されています。同じエネルギー量を持つ炭水化物や脂質に比べて当然その効果は抜群であり、また消化吸収が速いことから肉や魚よりも特に筋トレ直後の摂取には適しているのです。
また、ホエイプロテインはその他のプロテイン(カゼインプロテインやソイプロテイン)よりも筋肉合成の能力が高かった事が実験結果から示されています。カゼインプロテインには吸収がゆっくりで就寝前の摂取に適しているという側面はあるものの、それ以外の場面ではホエイプロテインを最優先に摂取すべきとと考えるべきでしょう。
ちなみにホエイプロテインを上手く体の中で活用するにはビタミンB群とビタミンDも重要になります。これら微量栄養素はサプリメントを活用すると的確なタイミングで体に摂り入れることが可能となります。
ホエイプロテインの正しい摂取量とは
ホエイプロテインは食事におけるタンパク質摂取量の不足を補うためのもの、というスタンスから考えればまずは一日にどれだけ我々の体にはタンパク質を与えてやる必要があるのかを知っておかなくてはいけませんね。
筋トレをしていない人の場合、一日に必要なタンパク質量は体重の80%のグラム数だと考えられています。つまり体重70kgの人であれば56gのタンパク質を毎日摂らなくてはいけません。
次に筋トレをしている人の場合ですが、これはトレーニングの頻度や強度によるもののおよそ体重の1.5倍~2.0倍のグラム数が必要となります。同じく体重70kgの人であれば105g~140gでありこの量を毎日食事だけで摂取するのはなかなか厳しいと感じられるのではないでしょうか。
プロテインであれば味も甘く、美味しく、しかも飲み物ですから手軽です。タンパク質1gあたりの単価としても食品より安いですからこれを有効活用しない手はないというわけですね。
ホエイプロテインに副作用はある?
ホエイプロテインの過剰摂取には注意する必要があるのでしょうか。現在のところ、腎臓や肝臓、その他内臓器官への悪影響を示す研究結果は発表されていません。少なくとも同じ量のタンパク質を肉だけで摂る場合と比べ、内蔵への負担は小さいとする説が一般的です。
ホエイプロテインは安く、美味しく、ヘルシーなタンパク質補給源です。筋トレをする人だけでなく、栄養バランスが偏りがちな人には是非活用して頂きたいと思います。