好きな人や彼女がバンギャだったら…

「バンギャ」「バンギャル」「ギャ」とは、ヴィジュアル系バンドが好きな女の子のことです。
好きなバンドのライブに足を運ぶ人は正真正銘のバンギャですが、音源だけを買う「音源ギャ」、ライブに行くことも音源を買うこともなくメンバーのTwitterやブログだけを楽しむ「ネトギャ」もいます。

バンギャの恋愛事情は？というと、バンギャにはバンギャだけのネットワークや常識が存在するので、ちょっと特殊です。
バンギャは「理解を得られにくい」と悩み、バンギャの彼氏は「理解できない…」と頭を抱えることもしばしば。
ヴィジュアル系バンドに全く興味がない男性がバンギャと付き合った場合、どのような点に苦労するのでしょうか？

1.彼氏よりバンドのほうが大切

彼氏の誕生日に大好きなバンドのライブがある場合、悩むことなくライブを優先するバンギャが多いです。
特に、好きなバンドのライブに全て通っている「全通ギャ」は1回たりともライブを見逃したくないので、彼氏へのお祝いはライブに行く前に済ませるか、後回しにする傾向があります。
彼女たちにとって彼氏とバンドへの愛は別物です。
彼氏への愛情も本物ですが、何よりもバンドを優先してしまうので、傷つく男性も少なくありません。

2.ライブに行きすぎ問題

ライブの本数はバンドによって大きく異なるので、彼女の好きなバンドがあまりライブをしないのだとしたらラッキーです。
多いバンドは月に4～5本、時期によってはもっと増えることもあります。
ライブは基本的に夕方から夜にかけて行われ、学校や仕事が終わった後はライブハウスに直行するのが基本なので、「ライブがなければもっと会えるはずなのに…」と不満を募らせる男性もいます。

3.投資額がエグイ

活動にかかるお金は音源やライブだけではありません。
チェキを含むグッズや遠征費も発生します。
チェキとは「インスタントカメラ・チェキ」で撮った写真のことで、メンバーが一人ずつ写っていることが多いです。
チェキの相場は1枚500～1000円。バンドの人気が高いほど「ランダム」で販売している傾向があります。
ランダムだと自分で選べないので、好きなメンバーのチェキが当たるまで何枚も買う人も…。
ライブはチケット代以外にも、チェキやグッズなどの出費が大きいということを理解してあげなくてはいけません。

そしてさらに、ツアーが始まると遠征費が発生します。
高速バス、新幹線、飛行機、宿泊費…積もり積もれば相当な金額です。
音源がリリースされたらインストアイベントもありますし、「彼氏よりバンドを優先しないとバンギャなんてやってられない！」という声も。
多額な費用と多くの時間を割くことになるため、水商売や風俗で費用を工面している人もいます。

熱中できるものがあるのは素晴らしいこと。でも…

ヴィジュアル系バンドの多くはメンバーの大半が男性なので、嫉妬してしまうこともあるでしょう。
大きな器がないとバンギャと付き合うのは難しいかもしれませんが、バンギャにとっても理解してくれる男性の存在は大変貴重です。
バンギャ活動に理解を示してあげれば、バンドの二の次とはいえ大切に想ってくれるはずですよ。