熊本城ってそんなに凄いの?と思っている方へ
- 2017/07/07
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熊本城の復旧が騒がれている
2016年に発生した地震で大きな損傷を受けた熊本城ですが、その復旧に向けて少しずつ動き出しているようです。
しかしその経費と時間を聞けば、「そこまでするの?そんな価値あるの?」と思ってもおかしくない程の規模のようです。
確かに地震の被災者からもそんな声は上がっているのです。
それより復旧して欲しい生活をしている人は未だにたくさんいるのです。
それなのにわざわざ熊本城を復旧するのに一体、それだけの価値があるのでしょうか。
疑問を感じたら今なら東京で熊本城を体験できるチャンスがあります。
歴史に関心のある人はもちろん、そうでなくても地震の復旧のあり方も考えさせられる体験にもなるのではないでしょうか。
東京にいながら熊本城を体験出来る
・7月30日まで
上野公園内にある東京国立博物館TNM&TOPPANミュージアムシアターでは今、そんな熊本城がVRで体験できます。
「熊本城-清正が築いた不落の名城」と題した作品が7月30日まで期間限定で上演されているのです。
最先端技術のVRを駆使した超高精細の4K映像で臨場感溢れる体験ができるはずです。
大画面で国指定の重要文化財「熊本城」がどれだけのものかを東京にいながら体験できます。
かつて難攻不落とされた「熊本城」のその強くて美しい壮大な城っぷりを確かめてみたいものです。
入場料は500円ですが、売り上げの一部は熊本城災害復旧支援金に寄付されることになっています。
・作品解説
この作品は2011年に凸版印刷が制作したもので、熊本城内にある観光施設「湧々座」で上演されていたものがベースになっています。
熊本城が誇る五重・三重の櫓が立ち並んでいた時代の城郭建築に関する専門家により監修されたものです。
現存している図面や宇土櫓、天守閣、本丸御殿、石垣までも細かく撮影した大量の画像を活用しています。
どれだけ難攻不落なのかがわかるように見る者が攻め込むような体験をさせてくれます。
これに東京国立博物館が所蔵している加藤清正ゆかりの作品などを加えたものに仕上がっています。
さらに明治時代を経て現代に到るまでの熊本城の存在感も紹介してくれます。
そして現在の復旧の状況までもパネルで展示されています。
熊本城のあり方を考えてみよう
熊本市は熊本城の復旧については、重要文化財として現状復旧とさらなる耐震性能の向上と理想論を掲げてはいるようです。
しかしながら現代にはこれだけのVR技術もあることもわかるはずです。
現物の再現にこだわらずともVR映像として残しておく範囲を広げる事も視野に入れても良いような気もするでしょう。
修復はいったん壊したりして元の状態を再現するので新築よりもさらに時間もかかる難しいものなのです。
これから計画されている数十年と言う歳月も実際にはどれだけ延びるのかも不明です。
完全復旧をせずとも、1960年に天守閣を再現した頃の熊本城の規模くらいで抑えてしまう選択肢もあると言えなくもないのです。