10年後のゴルフ場はどうなっているのでしょう
- 2018/05/05
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見た目にも多過ぎるゴルフ場
国土を上空からの映像で眺めてみると、あちこちにゴルフ場があるのが目につきます。
ゴルフ場はかつてバブル時代に次々と開発されてきました。
大規模な開発にはなりますが、会員権も高値で取引され、その将来も明るいものでした。
その後の景気低迷で開発中だったゴルフ場が頓挫したりはしていますが、今なお根強い人気に支えられています。
・ゴルフ場を支える客の自然減
ゴルフはプロ選手の寿命が長いのも特徴的なスポーツです。
それに伴ってファン層も高齢者層まで広がっていて、見るだけでなくする人の年代も高くなっていると言えます。
ワンラウンド周るだけで投じる資金も高額ですが、相応に資金力のある年代に支えられていることになります。
ですが、その構図はいつまでも続きそうにはありません。
人口の減少はもとより、若者には資金的なネックもありそれほど馴染みはありません。
もっと手軽なレジャーなどたくさんあるからです。
10年もすれば、ゴルフ場を支えてきた客は減ってくるのは確実です。
であれば、ゴルフ場も業界再編成されて年々、減ってしまうのも当然かと思われます。
しかも客は広く浅くではなく、リピーターに頼っている傾向にあります。
リピーターの減少は、ゴルフ場の経営に大きなダメージとなるはずです。
・ゴルフ場の生き残り対策
いずれ従来通りの料金でコースに出てもらうことで収入を当てにしていては、淘汰されるゴルフ場の仲間に入る可能性が高くなる時代が到来するでしょう。
そのため魅力あるプレースタイルを確立させなければならなくなっているのです。
高齢者に優しい受け入れ態勢
ゴルフ場はどう頑張ったところでしょせん若者向けの施設とは言い難いものです。
若者の娯楽には、もっと広い選択の余地もあります。
あえて郊外まで移動して高いお金を払って一日を丸々潰してまで付き合える娯楽とすることも無いのです。
となれば、ターゲットを高齢者に絞るのも短期的には致し方のない営業作戦となってしまいます。
・プレイ料金の値下げ
高齢者も次第に年金支給額が抑えられ医療費の負担は増える一方で、経済的には先細り状態です。
その中でゴルフにお金を投じてもらうには、以前よりもリーズナブルにする必要もあります。
特に仕事を引退してからはウィークデーでも足繁く通えるようになりますので、ウィークデー料金の見直しは重要となるでしょう。
・バリアフリー化の推進
バリアフリーまでしても、それが理由でゴルフをしに来てくれる客がどれだけいるのかは疑問があるような気もします。
しかしゴルフが好きでリピーターだった中高年は、できれば身体の許す限りいつまでも続けたいものなのです。
貴重なリピーターを減らさないためにも欠かせないことなのです。
クラブハウス内はもとより、コースを走るカートの利用範囲の拡大、走行性能、安全性能も向上させて極力利用しやすくすることでしょう。
また、ドローンを使った飲食物の配送も実験をしながら検討されています。
若者を取り込む態勢
いくら高齢者を確保できたとしても、それは延命策の範ちゅうでしかありません。
長期的には若者に足を運んでもらえるゴルフ場でありたいものです。
・フットゴルフに手を出す
フットゴルフとは、ゴルフボールをサッカーボールにしてホールも大きくして足で蹴ってゴルフをするものです。
これならゴルフセットも必要ありません。
今時、サッカーならしたことのある若者はたくさんいますので、興味本位でやって来てはまってくれるかもしれません。
コースのメンテナンスもラフにできますので、維持経費も抑えられるはずです。
・女性に目を向けてもらう
若者は女性が足を運ぶところに男性も付いてくるものです。
コースを一般女性向けのライトなコースにしたりと、女性の声に耳を傾けることが必要でしょう。