横綱という言葉が使われなくなってしまう時代は面白くない?

  • 2017/05/20
  • ライフスタイル・娯楽
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横綱は相撲だけの言葉ではない

横綱と言えば、大相撲の番付最高位の名称として知られています。もともとは、番付上の最高位は大関であり、名誉的な称号として使用されていたのが横綱といわれています。横綱ではないのに横綱とはコレイカニ?ですが、優秀な力士だけが「横綱」と呼ばれる太い綱をしめられるシステムだったということです。

横綱は相撲だけの言葉ではない

さて、このような横綱という言葉ですが、単語としては大相撲だけで使用されているものではないことは、オヤジ世代なら知ってのとおりです。スポーツ系の勝負事において、圧倒的な強さを誇る者を横綱級と呼ぶこともあれば、その堂々たる戦いぶりを横綱相撲と呼ぶこともあります。但し、横綱相撲と呼ぶ場合は、その勝負に勝っていることが前提です。

特に、オヤジが好きな競馬のレースでは、この横綱という言葉がよく使用されます。各局の実況アナウンサーなども使用することがあり、聞いた記憶があるオヤジも少なくないでしょう。著名な競走馬としては、シンボリルドルフなどの好位から難なく差しきるタイプの名馬にピッタリの言葉です。

また、一般に販売されている各種の商品に横綱の名称を用いることもあります。発売する側のメーカーとしては、自社商品が横綱のようにトップの存在でありたいと願うのも当然です。

難なく差しきるタイプの名馬にピッタリの言葉

 

多様化とドングリの背比べ時代で

ところが、近年はあらゆる分野で細分化が進み、社会の多様化が進んできた結果として横綱かどうかを考えることが少なくなっている面があると言えそうです。競馬の世界でも短距離と中長距離の距離体系が明確化し、さらに、1200とマイル、2000と2400、3000以上などのように戦う舞台が細かく分かれています。こうなれば、スペシャリスト同士の戦いとなって、力量差は狭い範囲に収まりかねません。結果的に、横綱相撲を見せてくれる馬がすくなくなり、戦うたびに勝ち馬が入れ替わるなんてことにもなります。

良く言えば白熱したレース展開ですが、悪く言えばドングリの背比べ的な状況です。もちろん、スペシャリストによるハイレベルな激戦は良いことです。しかし、たまには横綱相撲も見たいものでしょう。

幸いなことに?2017年春時点では、菊花賞で初GI制覇、2400のジャパンカップと3200の天皇賞(春)連覇、それに2000の大阪杯も勝っている万能タイプのキタサンブラックがいます。近走は前をじっくり見ながらも、自分のペースで抜け出す競馬をしており、横綱相撲の言葉に相応しい馬となっています。

本家の相撲では、モンゴル出身力士ばかりが横綱では面白くないというファンもいて、72代横綱稀勢の里の誕生が歓迎されました。純粋に日本人横綱の誕生を歓迎することは良いことですが、外国勢を忌避するような言動も見られる点は残念なことです。

多様化とドングリの背比べ時代

いずれにしても、各界に横綱級の存在がいてリードする姿を見たいものです。それでこそ業界は反映するというもの。ただ、不人気なカテゴリはメンバーが固定されて結果も固定になりかねません。1強で他はみんな弱いというのはお断りですが…。

実は、どのような状況を生み出すかの鍵を握っているのは、金を使う側の人間なのです。オヤジの行動が横綱級を生み出しもすれば、消し去ることもある。競走馬は生き物ですから簡単ではありませんが、他の分野ではオヤジにも関与する余地がありそうです。ひとつ、横綱を作ってみますか!

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