冬の決算セール、チョイ足し暖房に買うなら石油ファンヒーター
- 2019/02/10
- ライフスタイル・娯楽
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お彼岸まで後一月あまりとは言っても、終電間際に帰宅する人にとって、まだまだ寒い日は続く。そこで『冬のチョイ足し暖房』としてお勧めしたいのが石油ファンヒーターだ。
今頃灯油?危なくない?臭くない?火事にならないというのは古い考え。
灯油の巡回販売が昔みたいにないからセルフのGSまで車で買いに行くのがめんどくさいという人は除き、これが経済的にもエコで、今のファンヒーターはかなり進化している事を説明しよう。
市場トップはダイニチ、次にコロナ
昔は、パナソニックやシャープも作っていた石油ファンヒーターだが、今市場に出回っている主なメーカーは、コロナ、ダイニチ、トヨトミの三社だ。
市場トップを誇るのがダイニチで、その後をコロナが追う。
両方とも新潟県に本社を置く暖房機器メーカーなので、本腰の入れ方が判る。
トヨトミは愛知県に本社を置くメーカーで『適切に保管した持越し灯油が使える』という点で有名になったが、上位三社に臭いや着火、経済面で追いつけるかと言われると疑問だ。
昔居間にあった石油ストーブ以来、灯油とはご無沙汰だし、住んでるマンションの近所に灯油の巡回車回ってこないしという家もあるだろう。
そういう場合はGSのセルフに購入にいけばいいのだが、注意したいのが、GSのセルフで購入した後、ポリタンクのキャップの閉め忘れだ。
閉め忘れや、閉めても緩んでいた為に、灯油が車内のシートに滲んでいた場合がある。
この場合は新聞紙などに吸わせ、窓を全開にし、灯油のにおいがこもらないように心掛ける事だ。
セルフで給油する時は、きちんとポリタンクのキャップを閉め、その上からポリ袋を二重にする事をおすすめしたい。
ポリタンクからファンヒーターのタンクに給油する際は、ポリタンクを玄関先に置いておく事をおすすめする。
室内に置いておくと、万が一こぼした時のリスクがある上、屋外や玄関先だと、下に新聞紙を何枚を重ねておけば、給油の際にこぼれた場合でも、新聞紙はゴミとして出せるからだ。
最近のファンヒーターは、給油の際にこぼれるという事がない様に、ワンタッチキャップ方式を採用しており、安全面でも考慮されている。
では、具体的におすすめのファンヒーターは、どの様なものだろうか。
筆者の近所には、巡回車が回ってきて、何世帯かが、石油ストーブからファンヒーターに代替えしているので、聞いてみた。
居間なら9L、ワンルームなら5L
筆者の家のお向かいは、ずっと石油ストーブで、ついこの間、上の息子さんの部屋だけ、ファンヒーターになった。
断固として電気やガスの暖房はつけない家で、夏はギリギリまで扇風機が回っている。
息子さんの部屋のファンヒーターは5Lのダイニチで、3年保障がついた最新式のものだった。
ファンヒーターの耐久年数は国で6年と定められているが、6年未満でお陀仏になるものもあれば、10年以上動くものもある。
古い灯油をしぶとく使っていないか、掃除をきちんとしているかなど、持ち主が大切に使っているかがカギとなるのだが、お手入れをすれば長持ちする事が明らかになった。
どの家庭も平均して、1リットル=1日が平均的に使用する灯油の量で、一か月に3回、巡回車から灯油を購入している。
大広間に9L、上の部屋には二部屋5Lのダイニチを使っているという家では、9Lはよく活躍するが、夫の部屋では夜と朝、部屋を暖める時だけに活躍する『チョい足し暖房』なのだという。
電気ストーブにすると、とんでもない電気代になる事を恐れ、石油ファンヒーターにした所、大正解だったというのだ。
ただ、これらの家に共通するのは、三階建ての家屋はなかったことだ。
どの家も二階建てで、石油ファンヒーターを使っているのは建物の一階部分。
ご存じのとおり、石油ストーブやファンヒーターは、マンションや賃貸では禁止されている。現在のマンションは密閉性が高く火災の原因になると言われているからだ。
が、一階の天井の高い部屋を、未だにエアコンで暖めているのだとすれば、この冬の電気代はかなりのものになったに違いない。
もしも貴方の居間の暖房が、電気エアコンであったり、補助暖房が電気であれば、チョい足し暖房として、ファンヒーターを購入する価値はまだあると思う。