格付けチェックでお馴染みの「ストラディバリウス」超高額な理由と音色の秘密は?
- 2019/03/07
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ストラディバリウスの疑問を解決!
GACKTが連勝記録を更新している『芸能人格付けチェック』!
高級品と安物を見分ける問題が出題され、「Aでしょ」「いやいや、これはB」と一緒に考えて楽しんでいる方もいるでしょう。
番組をいつも観ていれば、問題やその正解の傾向がわかってきそうなものですが、「今回はわからなかった!」なんてこともありますよね。
そんな難問の1つが「楽器関連」。
高価なヴァイオリンの代表格である「ストラディバリウス」は、高級なワインやお肉と並んで番組に欠かせない存在ですが、あなたは聴き分けることができていますか?
そして、ストラディバリウスがなぜ驚くほどに高価なのか、そしてどのような音色なのかを詳しく説明できますか?
あなたもストラディバリウスに詳しくなって、連勝記録を狙ってみてくださいね!
そもそもストラディバリウスって何?
ストラディバリウスとは、イタリアのストラディバリ父子3名が作った弦楽器のことです。
ストラディバリウスのヴァイオリンがピックアップされることが多いのですが、ヴィオラ、チェロ、マンドリン、ギター、ハープもあります。
約12億円で落札されたストラディバリウスがある!
最も高い値をつけたストラディバリウス「レディ・ブラント」は2011年6月21日に約12億7420万円(1589万4000ドル)で落札されています。
これは日本音楽財団が所有していたもので、「収益の全額を東日本大震災の復興支援に充てる」とし、ニュースにもなりました。
ストラディバリウスが高価な理由
■数が少ない
ストラディバリ父子は約1,100~1,300挺の楽器を作ったと言われていて、現存しているのはわずか600挺程度。
数が少なければ価格も自然と高くなるというわけですね。
■美術品としても価値が高い
ストラディバリウスは美術品としての評価も高い楽器です。
楽器は使い込まれたほうが良い音がなるとされていますが、美術品としてのストラディバリウスはあまり使われていないもののほうが価値が高くなることも。
ストラディバリウスの音色がいいのはなぜ?
「ストラディバリウスはなぜ良い音がでるのか?」という議論は今もされていて、明確な答えは出ていません。
なので、これから紹介するのはあくまでも知見の1つと思ってください。
■ニスに秘密が?
楽器の表面に塗られているニスが音色の秘密とされてきましたが、21世紀に入ってからはこの説を否定する意見も出てきています。
■板に仕掛けが?
「板の厚みに秘密がある」という説もあれば「板の厚みではなく、どこを叩いても同じ音で響くようにしているから」という説も。
■経年変化か?
「楽器が完成したばかりの頃の音色は再現できたとしても、200年経過して木質が変わった後の音は再現できない」という声もあります。
■木材の下処理は?
楽器の秘密を尋ねられたストラディバリは「新鮮な木材をそのまま使っている」と答えたと言われていますが、木材から灰汁の成分が検出されたとの報告も。
良い音がなるとは限らない!?
先述の通り、ストラディバリウスは美術品として売買されることもあるため、高いストラディバリウスだからといって音色が良いとは限りません。
一般的に言われている音色の特徴は?
古楽器は以前の奏者のクセが残っていたり、演奏していない期間が長くなると音色が悪くなったりすることもあるため、楽器ごとに音色が異なります。
傾向としては「強い音が出る」と言われていますが、芸能人格付けチェックでの聞き比べの際にも音色が持つ強さに注目すると、正解率が上がる感じがします(あくまでも筆者の場合ですが)。
「現代の楽器と大差ない。というかむしろ劣っている」との知見も
これについては様々な実験が行われていて、現代の新作楽器のほうが高く評価されている場合もあるようです。
ですが、こうした実験に対しても疑問の声が上がっているため、答えが出るのはまだまだ先になるでしょうね。